タンポポの詩

たんぽぽが大好きです。
一年中、どこかでたんぽぽは咲いています。
春になるとこの時を待ち望んでいたかのように
あたり一面たんぽぽは咲いています。

そして夏が過ぎ秋になると
たんぽぽはひっそりと野原のすみで
咲いていることもあります。

そして冬、たんぽぽは野原から見えなくなりました。
しかし地中の中できたる春にそなえて
その力を蓄えているように思います。

たんぽぽは花屋さんには売っていません
どこにでも咲いている花だからです。
でも私にとってたんぽぽは
チューリップよりもバラよりも
どんな高価な花よりも美しく
そしてほほえましくおもいます。

私たちの社会には
無名の市民が右往左往して生きています。
あたかもたんぽぽのようです。

そしてそんな人々がともにいきて
春のたんぽぽのようにこの世の中で
いっぱい花を咲かせたらいいと思っています。

社会に生きる人たちと
ともに生きている
実感を持ちます。

2007年10月 小山 香