議員と倫理

朝霞市のまちづくり100年の計画の端緒になる公務員宿舎建設問題について、最後は各議員それぞれその考えを述べる必要があると思っていた。
市長も紆余曲折はあったが、このことを理解し、ようやく議会に諮ることになった。
市議会の議決案件は地方自治法上限定されているが、
条例でこれを拡大することができる(本来そうあるべきである。)。
そこで、市長は5月19日に市議会に諮る前提として、5月12日に市議会に諮る条例制定の提案をした。

この原案は、効力が議決の限りとしていたので、当職は、法律上効力につき解除条件無効であるので、解除条件を外す修正案を提案した。
修正案は原案をよりよいものにするためのものであり、原案の本文に反対するものではない。

結論を先に言うと、修正案、そして原案共も否決された。
びっくりする出来事である。市長提案を市長与党?である進政会、明政会、公明党が否決したのである。
さかのぼると質疑で不思議なやりとりがあった。

進政会のA議員が市長に議案として市議会に諮るのは市長の執行権の干渉ではないかと質問した。
(当初、この質問の意図はわからなかった。)
市長は、基地跡地の件は歴史的経緯があり、朝霞市にとって重要な課題だ。
執行権にとどまらせず、議会の議決をえることで自治体としての意思決定をしたいと答弁した。
(至極もっともな理由である。)

そして討論で行われた。
予想外の展開になった。
進政会のB議員は、原案は修正の必要はないと討論
明政会のC議員は、あらためて、市議会に諮る必要はないと原案に反対討論
公明党のD議員は、市長の計画案は議会の意見が反映されていないと原案に反対討論

こんな理由で結局、採決で、
市長が議会に諮りたいというのを、その必要がないといって否決したのである。
ところで、進政会のB議員は、原案は修正の必要はないと討論しながら、進政会は採決で反対するのは、どんなものか。
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いずれにしても
市議会は市政をチェックする法律上の機関である。市長がチェックしてくださいと
いっても市長与党?がこぞって否決した。
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民主主義は討論が本質である。私は一人会派であり、数では、優位に立てない。しかしながら、いつも私の意見に反対する人に理念の一部でも理解していただきたいと討論をしている(あるとき、ある議員が「小山さんのいうことわかる。オレは保守本流だから、賛成できない」いっていた。)。
議論、討論は必要がないなら、市議会も不必要なことになりはしないか。

2008年5月 23日小山 香