私と憲法

 憲法にはじめて出会ったのは、小学6年生だ。国民主権、平和主義、基本的人権などの新鮮な言葉は、子どもごころに感動を与えた。
国民主権ー平たくいうと、国民が一番偉くて、総理大臣は一番下なんだということになる。
平和主義ーどんな問題も最後まで話し合いで解決する。
かっこいいと思った。
基本的人権ー人間には絶対に奪われない権利がある。
人間はすごい権利を持っているんだ。うーん関心した。
こんなことから、大学では、当然憲法を更に勉強すべきところ、違憲立法審査権の形骸化から、急に憲法の興味がうすくなり、その後ずーっと憲法から遠ざかっていた。
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とこらが、偶然の事情から、弁護士会の憲法委員会の委員になり、他方多重債務、生活保護問題を通じて、平和主義、生存権を再認識し、眠っていた憲法感覚が目覚めた。
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社会の中心に人間の命があり、
その命を社会が支えるのが、憲法の理念である。
昔、高名な学者の「所有権法の理論」という研究書があった。
もしその学者のような能力があるなら「人間法の理論」という研究書を出し、社会の中心に人間があることをたたえたい。
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憲法から始まり、憲法に戻ってきたわけだ。

2008年5月 26日小山 香