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子どもらの幸せを願う人

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子どもらの幸せを親は当然に願うだろう。
社会には、真に願って、その仕事をしている人がいる。

先日、ある少年院を見学してきた。少年たちの笑顔があった。
こんにちは
こんにちは
笑顔で会釈をしてくれる。
中学校で出会う子どもらと全く違いはない。

この少年院では、外部の篤志家の指導によって短歌を作っている。
多くの少年がお父さんより、お母さんについての短歌を作っていた。
母親のやさしさをしみじみと思い出しているのであろうか。
その中で、お母さんに手紙を書いても、返事をくれなくて、悲しいという短歌もあった。
(母親にはそれ相当の事情があり、返事を書ける状況ではないのではないか。)

私は、少年事件は、少年だけの責任ではないと思っている。
非行少年を作ることは簡単という人がいる。
子どもをないがしろにして、子どもに無関心で、愛情を注がなければ非行少年は簡単に生まれるという。
しかしながら、現代は、子どもに愛情を注いでも、非行に走る子もいるだろう。

女性の熱血園長(院長のこと)の話があった。
園長が、社会的に地位のあるお父さんが退院式に来て涙を流していたといっていた。少年も成長した。そして父親も成長した。少年を立ち直らせて頂いた感謝と今後の親子の更生を誓っていた。

私も,園長先生の話を聞きながら、自然と目頭が熱くなってきた。

非行少年を立ち直らせる。
親を変える。
本当に子どもたちのことが、好きな園長だ。

こんな仕事があったのだ。
法務教官という仕事だ。

もし、私が大学生なら、進路の一つとして考える職種だ。
ここでは、司法修習生の実習も受け入れるそうだ。
私も、許されるならば実習させてもらいたい。
里山の実り多い秋にふさわしい見学でした。

平成20年11月6日 小山 香

追伸 園長の話の中で、私の心に残った言葉があります。
子どものすべてを受け入れること。
人生は子どもに選択させること。
子どもの人生だから。