命のハードルー生活保護申請の水際作戦?阻止
先日、ある市の福祉事務所の生活保護申請に同行した。
同行しなければ、すでに一度福祉事務所に訪れ、職員のこれでの態様から、
生活保護の申請をさせないと思ったからである。
文書を作成、有無をいわせず、
申請した。受理された。
しかし、おそらく、
今度も申請者一人で行ったら、
当局のいう「相談」でおしまいにされたろう。
母子家庭で、高校生以下の子4人がいる。
収入はパート収入だけである。
以前正社員時代にマンションを購入し、ローンを抱えている。
子どもの養育の関係で、正社員を断念せざるを得なかった。
ローン、サラ金の借金がある。
しかし、生活困窮者であることは明らかであった。
しかしながら、生活保護の途は遠かった。
申請者は、私の前に法テラスに相談に行った。
相談した弁護士から具体的な解決策の提案は
なかったようだ。
私も、最近までは、生活保護の知識はなく、
行政の言うままだった。
例えば
住民票がない。
親兄弟にまず頼みなさい。
自動車を処分しなさい。
サラ金の借金があるとだめです。
住宅ローンがあるとだめです。
私は、サラ金と住宅ローンで申請を体よく
拒否されると思った。
しかしながら生活が困窮しており、放置ができない。
緊急性があり、平日休んで私の所に相談に
来ると、パートの収入が減るので
休日に来てもらい、
私も直ちに生活保護申請の同行をすることにした。
大きな論点は2と他に1つある。
1 マンションに住み、ローンを抱えている。
2 サラ金かの借金がある。
3 高校1年生の子がいる。
上記1について、
競売でマンションは処分される。
上記2について
私が整理する。
上記3について
生業資金として
アルバイトを強要せず保護してもらいたい。
担当者は納得した様だ。
いつも感じる。
このような場合
弁護士とか
市議会議員が同行すると
生活保護は動く。
そんな人に出会わなかった
場合、どんなことになるのだろうか。
話は飛躍するが
あの連続殺人永山則夫に
生活保護の手が差しのべられて
いたらと思うことがある。
どんな状況でも、生存を守るのが
憲法25条であり、生活保護法だ。