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子どもたちをイキイキとさせる法教育

25日(月曜日)の夜、法教育の研究発表で上智大学に出かけた。

外国の学生が沢山いた。

実践法教育・交渉教育合同研究会に

埼玉弁護士会が、さいたま市の小学校で行っている

法教育の実践内容の報告を求められたのである。

私たちの法教育は、注目されている。

小学校で法教育を行っているのは

私たちの弁護士会くらいであるからだ。

しかも、内容がユニークである。

子どもたちの、トラブル悩み事解決

というものだ。

問題をみんなで考えて

解決方法を模索するものである。

ところで、

法教育には、大きな潮流は

どこかでテキストを作って

ルールづくりとかを教材を生徒に解かせるものである。

私たちは、何かおかしい気がする。

人間はまず自由であり、

自由と自由が衝突するときに初めて

調整が出ているはずである。

すなわち、

まず、子どもたちに

その存在をまるごと認めることが

法教育の起点であるべきである。

いわゆる伝統的な

法治主義は

法律があれば人権を制限できると

言われている。

ルールづくりを強調すると

上記法治主義を連想する。

しかしながら、

現代の民主主義国家は

法治主義を止揚し

法の支配を希求するのである。

そうであるならば

法の背景には正義が

なければならない。

そうすると

小さな学級という社会でも

正義の理念がなけれはならない。

したがって、

正義があるならば、

小さな学級は

小さな市民社会なのである。

小さな市民社会の

主人公である子どもたちの

目線で行う法教育である。

題名は

小さな市民社会の法の支配、法の創造(形成)

―子どもたちをイキイキとさせる法教育― 

という題で行った。 

(前略)

(中略)

最後に次のとおり結んだ。

私たちの法教育の夢

子どもたちが学級という小さな市民社会において、自己の意思を実現する手法を学び、

これを実現することは、新しい人権の創造であり、新しい法の創造(形成)であります。

この手法を身につけることは、将来の社会人として、また国民としての国民主権の参政

権の行使の上で重要なことです。

私たちの法教育を経験した子どもが社会、国、そして将来、国際紛争の解決の手法を

も見いだし、さらに戦争を放棄した我が国の国際貢献の一翼として、国際平和の実現

に寄与してくれることを願っています。