「タダより高いものはない」という 辺野古の民意?
5月13日午後4時過の沖縄県の辺野古である。
穏やかな、砂浜が続いている。
手前に基地侵入禁止の鉄条網が敷設してある。
その鉄条網に市民のビラがまいてある。
ここに下記のとおり滑走路を造るという、
これまでの現行計画に対し
政府の現在の検討案である。
朝日新聞は
基地マネー、思惑はずれ、名護、巨費投入後も
活気生まれず
題して、以下のとおりの記事を掲載した。
記
現行計画案を1999年(平成11年)当時の市長が受け入れを表明したのを引き換えに
10年間で783億の国費が地元振興策として投入された。
すなわち、地元が1割を負担すると9割が負担してハコモノが造られてきた。
しかし、事業費4億で道の駅が3月に完成したが、シャッターがしまったまである。
市からの2000万円の助成金をあてにしていたところ、1月の市長選挙で
普天間基地反対の市長が当選した市長が採算が乏しいので、
地元が自主運営すべきといって助成をやめたのである。
また上記の振興予算を使って、オフィイスビルを建築して
テナントとして28社の企業を誘致した。
900人余りの雇用が創出したという。
しかしながら、正社員は5割であり、
その余はパートタイマーというので
月の手取りが11万程度という。
辺野古のある名護市は、約240億(当市の
年間予算に匹敵)を投下した。
中心街はシャッターどおりであり
失業率は12・5パーセントになったという。
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以上ことからいえることは、
ハコモノを地元が1割の負担で
造っても、需要がなければ、
無駄なハコモノになってしまう。
閑散として、海辺にスーバーを造っても無駄になる。
企業に税法の優遇を与えても
安易に安い労働力を非正規として
雇用するならば、労働者は元気にはならない。
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巨費の投入がなければ、
いわゆる限界集落になっていただろうか。
しかし、そうだとしても、自分たちの目線で
力をだして問題解決の努力をしていたろう。
巨費が投入されると、計画書だけあれば
9割を出してくれるから、努力する機会を喪失
させてしまってはいなかったろうか。
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飛行場の建設を受け入れ、
騒音に耐えて、コンクリート代金を
出してもらっても、
身分不相応のハコモノを造っても
活力は生まれてけこないことを悟ったのではないだうか。
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名護市は、第2の夕張にならない決心をしたのではないだうか。
「ダダより高いものはない。」