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かなしみの分かち合い

 

生きる術がない人がいる。

刑務所から出た人である。

上記の施設は仮出所が対象者である。

仮出所であるから、受刑の態度がよいとして、

刑期の満了前に出所した人である。

・・・・・・

刑務所に行った人が

社会に生きることは大変困難である。

日本社会は前科ものに大変厳しい社会である。

多くの場合、家族から見捨てられ

行くところかがない。

そんな人たちに社会復帰のための

施設が社会復帰支援施設である。

このような施設が私たちのまちに

造られたら、受け入れることはどうであろうか。

・・・・・・

法務省がこの施設について地元の理解が得られないが

議論の余地はないといって見切り稼働をするという。

・・・・・・・

これまでの法務省の傾向は、

犯罪者の厳罰化を求めている。

こんな姿勢では、更生施設を造っても

住民の理解は困難ではないだろうか。

・・・・・

犯罪はひとり個人の責任ではなく、

私たち社会の責任もあると考える。

一人の人間が、自律できるのは

さまざまな人々の影響の成果である。

反対に人間が犯罪を犯すということは

さまざまな人間が人格の形成に悪影響を与えているのである。

健全な家庭

人格豊かな教育者

普通に生きて生活できる就労場所

そして、セーフティネット

これらが欠けているとき、

人が健全な社会人として生活することは困難である。

刑事事件の被告人はこうした人ばかりだ。

私たちが今、健全な社会人だとしたら

それば偶発的事情がうまく重なった成果ではないか。

for  others 

他人のためと

大上段に構えずに

極自然に

人々のかなしみみを分かち合うのが、

共に生きる社会の理念ではないだろうか。