多重債務・自殺対策問題研修会

 神戸でのクレサラ実務嫌研究会に出かけた。

日弁連の宇都宮会長が挨拶をしていた。

これまでの日弁連の会長は、企業側の弁護士の感があるところ、

宇都宮弁護士は、文字通り庶民側の弁護士である。

少し前、なぜ弁護士会は、生活保護を取り組まないのか、

自問自答していた。

貧困問題は弁護士会の対象外であるのか。

そんな中において宇都宮弁護士等が流れを変えてきた。

いまでは、日弁連は貧困問題を正面から向き合っている。

弁護士も貧困問題についての解決策の技量も増してきた。

ところで、日本において、3万人以上の自殺者が10年以上続いている。

自殺者の約半数は経済的問題という。

経済的理由によって、自殺されるのは、

社会的な構造問題である。

法は、経済問題について

再スタート法(破産法、個人再生法)等を用意している。

私の事務所にも

相模湾に入水自殺をして、ダイバーに助けられた人

鉄道自殺をしようとしたが、先に鉄道自殺があり自殺できずに

思い留まった人

そんな人の経済問題を解決している。

これらの人々は再スタートをしている。

・・・・・・・

講演の中で森谷寛之教授の下記講演が印象的であった。

多重債務者が否認する(嘘を付くのは)のは、心理学では,生理現象である。

・・・・・・・

民事では、たいていの人間でも更生可能性がある。

まれにない場合は、後見に付せられることになるだけだ。

しかしながら、刑事では

矯正不可能として、死刑がある。

近時、民事は弁護士等の力で

経済的破綻者に再生の道が開けている。

しかしながら、刑事は異常な厳罰化の傾向だ。

民事と刑事にダブルスタンダードだ。

・・・・・・

朝10時から夕方6時前まで充実した勉強会であった。