死刑について

今日弁護士会で死刑について考える勉強会に出かけた。

講師の岩井信弁護士は、弁護士になる前は

アムスティインターナショナル日本支部で事務局員であったそうだ。

現在の千葉法務大臣もアムスティインターナショナル議員連盟の事務局長だったそうだ。

千葉法務大臣が死刑の執行命令に現在署名していない理由がここにあったのだ。

岩井弁護士は山口県の光市事件の弁護人でもあり、橋元大阪府知事の呼びかけによって

光事件の弁護をしていることに対し、懲戒請求を何千通も受けたそうだ。

現在死刑を執行しない国は139

死刑存置国は58

である。

世界の3分の2の国では死刑を執行していない。

死刑の国際条約について

いつも反対するのが

中国、北朝鮮、そして日本だそうだ。

死刑の執行について、情報公開されていない。

法の支配の対象外となっている。

関係者の証言もまとめると次のとおりである。

朝、8時30分ころ刑務官が官房の外にたったときまで

いつ執行されるか知らされていない。

昭和30年前半までは、死刑執行の3日前に関係者に知らされ

一室で最後の分かれ会が刑務所の所長の計らいで行われていたそうだ。

今は、いきなりだ。

死刑執行も単なる事務的なことになってきたのである。

官房から処刑場まで前後に刑務官をはさみ、

歩いていく。

死刑囚同士で知り合ったもの同士が、

「お世話になった。

先に行って待ってるよ。」

「俺も後から、行くよ」

とみな涙を流して、

死刑囚の最後を

見送るそうだ。

刑場では、

教戒士がおり、

「最後に何か言い残すことはないか。」

尋ねる。

そして、

たばこ

まんじゅうが

振る舞われる。

そして

上記のように執行の準備がされる。

右がに椅子にかけているのは、

刑務官と検察官と教戒士である。

下にいるのは無期刑の囚人である。

死刑が執行されたとき

死刑囚に元にいって

体を清めてあげるそうだ。

死体には首に絞首の跡があり

遺族に引きわたれる。

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死刑問題の最大の配慮は

多くの場合、殺害された遺族の感情である。

悲しみの原因を与えたものに対する報復感情である。

社会にはさまざまな悲しみが存在している。

社会保障は、私は悲しみの分かち合いであると思う。

加害者を死刑にして悲しみは癒えないだろう。

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相当以前に私の事務所にも

元刑務官が法律相談に来たことがあった。

死刑執行した日は、同僚とお酒を飲みそうだ。

それから酒を飲みようになり、家庭不和となったといっていた。

仮にそうだとしたら、死刑制度の被害のひとつかも知れない。

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以前、日本の死刑について国際機関から調査があったそうだ。

当時の森山法務大臣は、日本では

死でもって償う文化があるといったそうだ。

切腹は文化なのだろうか。

切腹しなければ、殺害されているのではないだろうか。

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むしろ、殺生の思想

殺すなの思想が底流にあるのではないか。

平安時代には200年あまり死刑はなかった。