貧困と人権に関する委員会
午後6時から埼玉弁護士会の委員会のひとつである、
貧困と人権に関する委員会が行われる。
下記の写真は、その開会前の委員会室である。
弁護士に対し、いろいろな偏見?がある。
例えば、金儲けに走っている。
金のない人に関心がない。
上記委員会は
文字通り、貧困を根絶することを目的とする委員会である。
お金にこだわらず、
お金のない人に関心をもつ委員会である。
この委員会は、最近は自殺防止にも力を入れている。
埼玉弁護士会は、全国でも貧困問題について積極的に取り組んでいる。
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今年度、労働問題対策委員会の委員長を退任したので、
貧困問題について、少し真剣に関わるつもりだ。
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日本の貧困率は、6人に1人が貧困状態にある。
子どもの貧困率も14・2パーセントと高い。
日弁連の会長に宇都宮弁護士が就任したこともあり、
この貧困と人権に関する委員会は弁護士会の貧困問題対策本部
拡大することになった。
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この委員会で活動していると
社会変革の胎動を実感する。
人間の尊厳をずたずたにした派遣法の改正では
手分けして、立法活動を行った。
地元選出の
神風代議士、
山根参議院
に改正の必要性を訴えにいったこともあった。
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これまでの貧困対策は、
法律家があまり関与していなかった。
現在、日本中で弁護士等の法律家のネット・ワークがあり
人間の生命を24時間見守っている(少なくともその体制を目指している。)。
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午後9時ころまで、熱い議論が続いた。
宗教の連帯のない日本
労働組合の組織率が20パーセントを割り込んだいる。
今、私たちが連帯するのは、
正義の連帯
すなわち、
人間の生命で、すなわち、憲法13条の個人の尊厳の連帯である。
全国の有志がお互いにみたこともなく、名もない市民が
つながっている。