NHKテレビ「15歳の志願兵」
昨晩、下記の番組をみた。
秀作だ。
無垢は子どもはどのようにも染まる。
軍国主義者にも、簡単になる。
校長、配属将校、修身担当教員らは、
純粋な生徒に対し、「国のために死ぬこと」
鼓舞すれば、みんな志願するとの目論見
によって、講演会が開かれた。
結果、全員が志願した。
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ところで、特攻隊員に対しても
同様に志願するものは前にといったところ
全員が前に出たそうだ。
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痛々しい話だ。
国のためにいのちを捧げると
平然といわないとリンチにうあう時代だ。
拒否できない状況において、志願を募る。
事実上の強制である。
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この番組では、そんな中で、ある教員が
親の反対を押し切ってまで
志願することはないと
生徒に向かって語った。
大変な勇気のいることだ。
その影響もあったのか、
生徒は冷静になり、
700名から十数名に志願者が減った。
その志願制の中にも、戦死者が出た。
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大変な時代だ。
終戦の日
皇居の前で
切腹して、敗戦を詫びた
人が幾人もいたとか。