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ひとり会派議員も代表者会議の構成員に!!

8月19日(木)来る8月24日から始まる9月議会の議院運営委員会

があった。

この委員会で代表者会議に無所属議員を構成とするか、

どうかの議論があった。

(小山)

ひとり会派もしくは無会派議員(以下「ひとり会派議員」という)を

代表者会議の委員しないことは理由がなく、

憲法14条の法の下の平等に違反する。

これまで朝霞市議会においても、ひとり会派議員を代表者会議の

委員としてきたことがある。

政党は一人でも会派としてみとめる(昭和61年9月から平成12

年6月までの約14年間)。

ひとり会派議員が政党に属するが、

どうかによって委員として認める、認めないは不合理な差別で

ある。

したがって、過去に約14年間、ひとり会派議員を認めてきた

という事実があったと解すべきである。

条例を含む法令で他人の権利を制限する場合には、

規制を加える前にどのような事実が存在するのか、

明らかにしなければならない(立法事実である)。

仮に、ひとり会派議員を委員とした場合にどのような事実が

存在するのか。

規制を加えなければならないような立法事実を推察することは

できない。

したがって、規制を加える立法事実が存在しないのであり、

規制を加えることはできず、

仮に条例が制定された場合、無効である。

代表者会議は全会一致の会議とするものである。

したがって、代表者会議の組織、運営等についての取り決めは、

市議会議員の全会一致が必要であると解すべきである。

このような観点から憲法、法律にしたがって議論をして 欲しい。

(共産党)

いままでの事実上の会議で行ってきた代表者会議と

今度は条例に盛り込まれた正式な会議として

行うという性格の違いがある。

代表者や運営の下か同じとしても

正式な会議としての意味つかんでおかないといけない。

いずれにしても、一人会派は廃除することはできない。

(ネット)

憲法14条違反の主張があるが、

この点について、他の自治体がこの問題をどう扱っているか。

全国の自治体の状況を把握してほしい。

法的な整理をする必要がある。

ひとり会派はかまわない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

他の会派からは発言がなく、継続審議となった。

・・・・・・・・・・・・・・

当然のことであるが、人間の最小単位はひとりの人間である。

議員でも議員の最小単位は.ひとりの議員であることは自明の理である。

民主主義社会において、合意を形成する手段として

本来、全員一致にすべきところ

多数決で決することもある。

それ場は、決議の採決の評価の問題である。

今、私が問題にしているのか。

表現の自由の問題である。

そして、一般社会の表現の自由の問題ではない。

住民の私の考えを聞いて頂き、私の考えを市政に反映させることの信託を受けて

議員になったのである。

当然に、発言することが仕事である。

しかしながら、ふたり以上の会派を組まないと

代表者会議の構成員としないというのは、

議員はひとりでは、対等と扱わないというものである。

社会の変革の歴史的経験は、少数意見から始まっている。

その意義を忘れているのではないだろうか。

さらに、

会派のひとつの存在意義として

役員人事に有利だとも言われている。

市議会の議長、副議長、監査役等は

じっとおおきな会派に留まっていれば、

廻ってくるそうだ。

そうだとするならば、

ひとり会派の人たちは

そのような、地位を欲するものではなく、

純粋に住民の声を市政に反映させたいとの

純粋な願いではあることは、明らかではないだろうか。

そして、ひとり会派ではすべての議案との賛否は

自分で考え、決している。

貴重な存在ではないだろうか。

・・・・・・・・・・・・

会派制度は

あたかも、

大企業の

零細企業に対する「いじめ」の

ような感じがする。

経済社会ならば、

独占禁止法の

優越的地位の利用等による

零細企業の発言権の妨害

評価されるのではないだうか。

社会には、

子ども、高齢者、障がい者

社会的弱者がいる。

今日、

ユニバーサルデザイン

ノーママライゼーション

といって、障壁をなくして平等化を

実現しようとしている。

このような、現代において

市議会では、ひとり会派議員を

ユニバーサルデザインの

ノーマライゼーションの

世界から

廃除しようとするものである。

・・・・・・・・・

民主主義は

議論、しかも活発な議論かあって

存在意義がある。

ひとり会派議員は、委員会の

正式な構成員としないというのは、

ひとり会派議員の意見など、聴きたくない。

民主主義は、多数決だ。

それにつきるという偏頗な主張ではないだろうか。

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