Posted on 2010年10月11日 by 小山 香
日弁連の人権擁護大会が10月7日と8日に盛岡であった。

今年度は次の3つのテーマだった。
①子どもの貧困
②デジタル社会における便利さとプライバシー
③廃棄物公害の根絶をめざして
初日は各分科会のシンポジュウム
私は子どもの貧困にも興味があったが
基地跡地の土壌汚染のことが気になっていることから
③廃棄物公害の根絶をめざして
に参加した。
この中で、青森岩手県境不法投機事件にこころが痛んだ。

産業廃棄物約90万立法メートルあり、
埼玉県の中間処理業者である縣南衛生株式会社
も加担していたというのだ。
処理費用は200億円かかり、岩手県はそのうち40億負担
しなければならない。
岩手県民の中には、縣南衛生を認可した埼玉県に国家賠償
をすべしという意見もあったそうだ。
大量生産⇒大量消費⇒大量廃棄物
この流れのながで、廃棄物は首都圏のものばかりであった。
二日目は前日のシンンポジュウムを踏まえて
大会決議を行なう。
夕方予定があるので中座をして
岩手県立美術館を訪れた。
金曜日の午後ということだろうか。
ほとんど人がいない。
係の人が所在なく椅子に座っていた。
以前は、まち中にあったそうだ。
箱ものをまちの郊外に作れば
見学することは困難である。
宝のもちぐされというべきか?
公共施設の立地について考えさせられた。
しかしながら、人口30万人の盛岡市民と
たとえば、朝霞4市の市民と
どちらが充実した市民生活かは
議論あるところであろう。
私は盛岡には、すべての機能が備わっており、
幸福度は高いのではないか、思うがいかがであろうか。

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