• 最新記事

  • 「人権の風」新聞

    PDFで表示されます。

    第2号
    「子ども置き去り 35人学級ができない」他
    (2021/1)

    第1号
    「癒着・忖度を生む市長の5選 いいのか?朝霞市のため 刷新しよう」他
    (2021/1)

  • 記事一覧

    プロフィール
    小山の法律家・市民としての活動経歴をお知らせします
    まちづくり構想
    すべての人を置き去りにしない、しあわせ中心社会のまちに生きる
    日々思うこと
    小山が日々の生活・仕事の中で感じたことを自由につづっています。下記カテゴリー別にお読みください。
    憲法
    貧困と人権
    教育
    平和と共生
    議員活動
    その他
    メディア掲載情報
    新聞、雑誌等の記事に掲載された活動を紹介します
    法教育
    法教育についてのページ一覧です
    議会発言録
    朝霞市議会・担当委員会での小山の発言の一覧です
    ご連絡先
    小山へのご意見、お問い合わせ等の宛先です
  • カレンダー

    2010年11月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
  • アーカイブ

ひとり会派議員を認める、認めない

11月19日(金)議院運営委員会があった。

ここで、代表者会議の正式メンバーにひとり会派の無所属議員を

認める、認めないの議論があった。

共産党は、一環して、当然のごとくひとり会派議員をみとめる

と主張する。

他方、進政会は会派は二人以上であるから認めない。

ただし、政党に所属しかていればひとり会派議員を認める。

ここで私は、私が国会のミニ会派に入ればひとり会派を認めるのかとただした。

共産党は、政党に所属している、していないの問題ではない。

政党に所属していなくてもひとり会派を認めていい。

公明党のA議員は、オブザーバーで,発言できるならば、

正式のメンバーでなくてもいいのではないか。

公明党の副議長のB議員は、私に対し、納得できなければ

裁判をしたらどうかと皮肉る。

私はやりますと応える。

市民ネッは、小山議員は、そもそも会派を認めないという

見解をもっていると主張する。

この主張は、これまで下記の私の主張を理解されていない。

                                                       記

団結する自由、仲間を選ぶ自由がある。他方団結しない自由もある。

議員のみなさんが、会派を組まれることは自由だ。

しかし、会派を組まないものに対し、不利益を課すことは

妥当ではない。

不利益を課すことは、団結をしない自由の侵害である。

わずか24名の地方議会

衆議院議員480人

参議院議員242人

と同じく扱う理由はない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日の私の主張は、以下のとおりである。

               記

1 全会一致の代表者会議に、ひとり会派もしくは無会派議員

(以下「ひとり会派議員」という)を委員とすると、どのような弊害が

あるのであろうか。

 代表者会議は、全会一致を目的とする理由は、全議員の意思の

一致を図るものである。

 したがって、ひとり会派議員を認めることは、全会一致の趣旨に

適合するものである。

 よって、代表者会議にひとり会派議員を委員しないことは、不合理

な差別であり、憲法14条の法の下の平等に違反することは明白で

ある。

2 朝霞市議会においても、昭和61年9月から平成12年6月の

約14年間、ひとり会派(政党)議員を認めてきた。

  したがって、非公式の会議の時代に既に、ひとり会派を認めた

先例があり、今般、代表者会議を公式の会議に昇格させる以上、

当然にひとり会派議員を認めるべきである。

3 なお、地方議会の議員には憲法51条の議員の発言・表決の

免責はない。

  したがって、多数決でひとり会派議員を排除する場合、これが

違法と解される場合には、個々の議員の表決も違法と解される

可能性もあるので、採決に当たっては、会派の拘束を外すことが

妥当である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

共産党の、当然のごとく認める発言は気持ちがいい。

少数の弱者を保護する立場からの当然の発言だろう。

しかしながら、福祉の公明党は、なぜ、上記のような発言をするの

だろうか。

市民ネットのひとり会派に対する態度はいまいちはっきりしない。

市議会では

進政会8人

公明党5人

明政会3人

共産党3人

市民ネット2人

無所属3人

仮に会派を6名以上としたら

公明党は反対するだろう。

仮に会派を3人以上としたら

市民ネットは、積極的に反対するだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は質問をした。

私がメンバーになってなにか弊害がありますかと認めない人たち

に向かって質問しても、

(沈黙)

なお、民事訴訟上は「沈黙」は、擬制自白と扱われる。

わずか24名の市議会である。

議員は発言するのが、権利であり、義務である。

真の議会改革を目指すならば、

無所属議員にもより発言を認めることは当然である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

継続審議となった。