基地跡地の歴史調査報告会

7月31日(日)、朝霞市公園整備課の主催する基地跡地の歴史
調査報告会があった。
図書館の視聴覚室に立ち見がでるほどの盛況であった。
中学生も来ていた。

市民からもこのような調査を今後も継続して充実してもらいたい旨の
沢山の発言があった。

これが、健全な市民の感覚だろう。

しかしながら、朝霞市議会では、健全な感覚は少数のようである。
また,請願の際の朝霞市の文化財課の見解も価値はないと
上記報告会の学者の見解とに相当のズレがあった。

市議会に上記のような趣旨の請願を出したことかあった。

件名 基地跡地の歴史的遺産調査の件

理由
基地跡地には、歴基地跡地の歴史調査報告会史的遺産(太平洋戦争、朝鮮戦争
ベトナム戦争)があります。これは現在および後世
に伝えて行くべく貴重な遺産です。何らかの開発が
行われる前に関係者に調査を求めてください。
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平成21年の12月議会において、6対17で否決された。

この市民の請願に対し
賛成したのは
共産党 3
市民ネット2
小山 1
合計 6

反対したのは
進政会 7
公明党 5
明政会 3
無所属 2
合計17
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反対討論
進政会の船本祐志議員

私(船本)は、基地跡地の歴史的遺産調査の件についての請願に、

反対の立場で討論をいたします。
 建設常任委員会では、基地跡地内の視察をいたしました。

跡地内には、崩れかけたかまぼこ兵舎と倉庫など幾つかの

建造物が残されておりました。

このような建造物をどう見るかは個々人の価値観によるものと思いますが、

私は、長い時を経ている建造物ではあるが、

歴史的遺産としての価値ある建造物ではないと感じました。

 また、文化財課でも調査した結果、

文化財的価値が認められるものではなかったとの報告もあり、

現状では調査の必要はないものと考えております。

 よって、この請願に反対をいたします。

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賛成討論

小山

遺産というのは相対的な価値観ではないですか。

(価値がないとして)城を壊したり、それは後の歴史から残念がるではないですか。

少なくとも今、かまぼこ兵舎とか倉庫とか、建物があるわけでしょう。

それは、ある人は(価値が)ないという判断もする。

ある人は、ないという判断をする。

 そこで、皆さん、この請願、調査を求める。

調査の結果、建物がないが価値がないとされたら、

それはしようがないという請願である。
 貴重な歴史的な建造物かどうかもわからないものについて、

我々が判断していいんですか、素人が判断して。

それは専門家の先生が判断すべきでしょう。
 私は、この請願を出すときに、今、中学校で教えている先生が

残したい。あるんだと言っていた。

あの痕跡を残すべきだ。
専門家の先生がおっしゃっている。

したがって、私は、我々議員は謙虚になるべきである。

この請願は、何も残せと言っていない、調査してくださいという。

だれもこれは迷惑かけない。

にもかかわらず、調査もするなというのは、私は我々の持っている能力を超えた判断である。
 今の子供たちはよく言うではないですか、

<死んだって生き返るとか。>

それはなぜか。バーチャルな世界にいるわけでしょう。

そういう子供たちをアナログの世界に戻すためには、目に見えるもの、

これがベトナム戦争のときに築いた人たちがいたところなんだとか、

これが米軍の表示だとか、それでもって先生は授業できるでしょう。

それでもって、朝霞市は結果的に朝鮮戦争、ベトナム戦争、
幸い私たちは憲法第9条があって、

我々の国の自衛隊は、過去一人も殺しておりません。

もしなかったら、朝霞市の、日本の人たちも傷ついていたかもわからない。

そんな意味では、戦争遺産というのは戦後の日本の平和の象徴でもあるんですよ。

したがって、そういう平和の象徴でもあるようなことが少しでも残っているんだったら、

少なくとも調査して、先ほどありました写真でも撮ったらどうなのか。

少なくとも写真で撮って、それを後世の子供たちに最低限度残したらどうかということを

我々議員が考えるべきだろうと思います。
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賛成

田辺淳議員

私も、この請願に賛成の立場で討論します。

先ほどの委員長報告にあった生涯学習課の文化財課の担当のほうから、

評価するものがないかのような報告があったということに非常に残念に思う。

県として近代遺産を今いろいろと登録を始めている。

朝霞市の近代遺産をやはり登録をしていく時期だ。

そういう中で、それが価値があるかないかを、
(文化財課が)そんな拙速に決めていいものか。

過去にも文化財課の担当が、今国の重要文化財になっている
旧高橋家住宅、これを解体することにゴーサインを出していた。

議会として残そう、残すべきだという話になって、調査をかけて、
調査をしたら、

実は非常に重要なものだった。

重要文化財に指定されたわけです。
それにしても、調査ぐらいするのは当然だ。

ぜひ執行部も、請願のこの結論がどうであろうと

何らかの形で記録保存をするような形は最低でもとるべきである。

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7月2日文化財課に架電をした。
文化財課→
←小山
←日曜日の基地跡地の歴史調査報告会に文化財課の職員は
みえましたか。
→誰も行っていません。
←基地跡地の歴史的建造物、生き証人の証言の保存
に関心がないのですか。
→関心がない。
←専門員は何人いるのですか。
→6人いるが一人休職中
←朝霞には伸銅工場あり、その関係の水車小屋があっりしたとか、
5人の専門員の方々と、朝霞市の近現代の歴史の保存を議論
することはないですか。
→ない。
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市役所の専門部署も朝霞市の近現代の歴史に興味がない。
なんということなのか。
適材適所ということばがある。
だれでもが、博物館の業務をできないようだ。
学芸員とかいう資格がいるそうだ。
文化財課には適材を配置している筈だ。
しかしながら、そのような資格があっても、
近現代の歴史の意義を理解されず、
傍観されているようだ。

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