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表現の自由の意義(政治の貧困を乗り越え)

やっとここに来て、富岡市長が語った。

「国に対し、宿舎計画から付帯施設の撤回を求め、

宿舎以外の用地を確保するなどして独自に整備する

方向性を示した。あいまいな決着について、

富岡市長は『結局、いつも地元に迷惑がかかり、

こういう形で物事を進められると政府を信用

できなくなる』などと話した。(朝日新聞)

 

 

おそらく、この騒ぎで

マスコミからの取材攻勢に押されての

記者会見だったろうか。

これを結果とするならば、

原因は、市民の表現の自由が

政治を動かしたと言えるだろう。

さらにいうならば、

朝霞の粘り強い市民の存在である。

朝霞市が基地跡地の利用計画を

作りましょうと市民100人に

呼びかけたことから始まっている。

市民100人が真摯に検討した

緑地計画案を国と朝霞市が反故にした。

そこから粘り強い市民の表現活動が始まった。

この間、

平成19年12月には議員提案の住民投票条例が、

平成20年4月には住民提案の住民投票条例が、

それぞれ否決されている。

さらには平成20年5月、

議会は自らの議決権を放棄し、

「利用計画を審議しない、

よって市長は自由にやってよい」

との議決があっても、

市民はへこたれず、

なお、一筋の希望をもって表現活動を続けた。

国会議員にもマスコミにも理性を訴えた。

未曾有の震災があっても

まだまだ届かなかった。

市議会に請願を出してもことごとく不採択にされた。

・・・・・・・

この間、富岡市長は、机上のお金に拘っていた。

「市民税についても年間推計で約26千万円

になると考えております。経済効果も12億円

を超えるものと期待されます。」

・・・・・・

いずれにしても

市長の記者会見は

ひとり梯子をはずされた感がする。

総理大臣も失礼な話だ。

一国の首相が市役所脇の国家公務員住宅の

建設予定地を検聞された。

国と自治体は対等なはずである。

当然に表敬訪問してもいいはずだ。

こうして、富岡市長の「執行権」に始まり、

「執行権」に終わるようだ。

市民が支えないまちづくり、

市民を蚊帳の外において、一人相撲の感がする。