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提案するな事件

去る10月14日、現在の市議会議員22名全員が国に対し、

国家公務員宿舎事業の中止を申し入れる方向になった。

いいことだけれど、どういう吹き回しだ。

なぜならば、平成20年5月の「提案するな事件」との整合性は

どのように考えるべきか。

これまで、朝霞市議会は、下記のとおり、利用計画は、市長の執行権だ。

議会に承認など求めるな。勝手にやれと議決していた。

私はこれを「提案するな事件」と名付けている。

    記

富岡市長は常々、利用計画を議会に提案すると言っていた。

他方、諸般の事情を考慮すると市長と市長与党?と公言している

進政会、明政会、そして公明党との間で「条例を提案するな」との

『奇策』が練られていたものと推察される。

利用計画を議会に提案するためには、あらかじめ議会の議決事項と

する条例の制定が必要である。

『奇策』はここに目をつけたと思われる。

市長は20年5月12日に右条例を議会に提案した。

市長提案であるから、私たちは当然に議決され、

予定された19日の臨時議会で基地跡地の利用計画が

審議されると思っていた。しかしながら徐々に、

『奇策』に向けて事態は経過していた。

 質疑では、進政会からの質問で市長より

「基地跡地の件は市長の執行権の範囲である。」

との答弁が出てきた。討論では これまで市長提案に対し

反対討論などをした ことのない与党?の

明政会と公明党が

反対討論を行なった。

採決は次のとおりである。

 市長提案に賛成した議員は、次のとおりである。

 共産党(3)

 市民ネット(2)

 小山香(1)

の合計6名である。

 市長提案に反対した議員はつぎのとおりである。

 進政会(7)

 明政会(3(その

  うち1は民主党

  公認))

 公明党(5)

 無所属議(2)

の合計17名である。

 以上のとおり『奇策』の成功により予定とおり?5月19日の

臨時議会は開催されなくなった。 

  市長を支える、与党?進政会、明政会そして公明党が

「支え方として、市長の議案提案を否決しよう」

というのだ。

よって、市長とそれを支える与党の念願とおり、

5月19日の臨時会は開催されないことになった。

・・・・

これをどのように説明すればいいのだ。

まるで、児童遊戯のようだ。

学校でこんなことを子どもがやったら

ど叱られるだろう。

「民主主義弄ぶな、と」

議会改革を当初は表明していたような

政党までが、「提案するな」の

民主主義を弄ぶ『奇策』に関与していたようだ。

 なぜ『奇策』の必要があるのか。次の様に解せられる。

 市民の多くは明らかに国家公務員宿舎より、緑地を望んでいる。

本会議で利用計画に賛成すると支持者が離れる。

よって本会議の議決を回避するた めに「提案するな」

と議決することにした。

支持者から富岡市長の利用計画につい

て賛成、反対の態度を質問されれば、賛否を回避しているから、

適当な弁解ができるのではないか、と。

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