議会事務局の上司は誰か?(議長か、副市長か)
どんな組織にも事務局がある。
議会事務局は文字通り、議会ひいては議員を支えるものでなければならない。
ところが、議員になってから、いろいろな場面で、議会事務局が介入してきた。
議会事務局の職員が、あたかも議長、常任委員会の委員長のごとく、
平然と遠慮なく介入する。
そんなとき、議会事務局は意識としては、議員を下に置いているのでは、
ないかと思ったりしていた。
しかしながら、議会事務局がそのような意識をもつ構造的な
原因が存在している。
先日の請願取下げ事件で田辺議員が明らかにした。
朝霞市の人事考課制度に欠陥がある。
議会事務局長の人事考課を行うのは、副市長である。
よって、議会事務局が議員よりも、執行部におもねる理由が
ここにある。
先日の請願取下げ事件はその典型である。
議会事務局は、請願を議員に開示する前に執行部に開示し
さらに請願者の個人情報である連絡先も教えていたと思われる。
副市長が請願者に対し、直接、請願を取下げるように手助けをして
最後は議会事務局長が副市長の意向にそって、取下げ書を起案し、
議長の許可もなく、夜間、請願者宅を訪れた。
事務局長以下議会事務局には、議長の許可を受けて
行動しなけれはならないという
法令上の規範意識がなかったと思われる。
あるのは、副市長、さらには市長のためにではないだろうか?
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人事考課が議会にあたったら
事務局長は、毅然たる態度をとったろう。
副市長の意向に対し
「議長に伺ってみます。」
と答えたはずである。
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指揮命令の系統と人事考課の分裂が
この間の一連の、議会事務局の議員に対する軽視と伺われる
態度の原因であると推察される。
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副市長が行う議会事務局に対する人事考課を改める必要がある。
議会改革で、議会事務局に対する指揮命令と人事考課の統一も
取り上げなくてはならない。
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