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新聞少年B君の送別会

事務所には新聞奨学生が新聞を配ってくれる。

私は集金のとき、

玄関先で雑談をしばしばしてきた。

その専門学校に通うB君が隣まちに転勤になるという。

先週、簡単な送別会をした。

声優を志して、親の援助、仕送りもなく地方から東京に出てきた。

新聞奨学生で、自分の力でやっているという。

新聞奨学生といっても、企業の論理のものであり

以前聞いた別の人の話では、授業料なども実質的には

労働の対価と思えるが、どうだろうか。

出勤時間は朝未明の午前1時15分という。

担当は約300世帯で朝刊を配り終えるのが、5時過ぎ。

勉強と仕事の両立は大変なようだ。

同級生は放課後、団欒をしているようだが、

彼は脇目も振らず、帰って来るそうだ。

あまり本人に関することは、口が重そうだったので、

話題はとりとめのないことにシフトした。

B君の実感として、「若い人は新聞を取らない。

そのうち新聞はなくなるんじゃないの」

とかいっていた。

今の時代

自分の力で学校にいくことは

尊敬に値する。

このような向学心に燃える若者に

行政の手は届いてないようだ。

他方、同じく声優になりたいといっていたA君は

行政の手が届いていながら、刑事事件を起こし矯正施設へ。

この1ケ月の間に、別々の方向に歩む

二人の若者の姿をみた。

言葉に出せない思いがある。

こんなことを思いながら、朝霞駅でB君を見送った。

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