9月議会報告2ー1時間遅れの本会議開催

平成24年6月26日は6月議会の最終日であった。

本会議が約1時間遅れて開催された。

傍聴者の方がなんで遅くなったのか、怪訝な顔であった。

次の事情で開催が遅れたのである。

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9時少し前、議会運営委員会が開催された。

議長が議会運営委員会に諮問をした。

6月22日(金)の共産党の一般質問について

建設部長と副市長の答弁洩れがあった。

にもかかわらず、議長は次の同じく共産党の議員を指名し

同議員の一般質問が終わった段階ですべての一般質問が終わった

として議会を散会した。

その後、一般質問をした共産党から答弁を議事録に載せるために

執行部に答弁洩れの答弁をして貰いたいというのである。

議長は議会事務局に調査させたところこの場合の扱いは次のとおりという。

        記

全国市議会議長会事務局法制局の回答

  答弁洩れでも答弁することはできない。

  しかしながら、答弁内容を記録上残すには

  一般質問に対する答弁とすることはできないが

  次の3つの方法がある。

  ①関係資料を提出し、会議録に閉じる。

  ②行政報告として行う。

  ③緊急質問を行う。

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これに対し、共産党は議会運営委員会の同意があれば、

よいのではないかとの提案があり、議会運営委員会を開催したいというので

ある。

(共産党)

答弁洩れは、議長のうっかりミスである。

緊急動議を出すというように荒立たせたくない。

議会運営委員会で 同意をすれば、できる。

議長が本会議場で謝罪し、日程を追加し、答弁をさせる。

(小山)

一般質問の終了を議長が宣告し、その場所で誰も異議を述べない。

質問をした当事者本人を異議を述べない。

そして、当日の本会議は日程を終えて終了した。

議長のうっかりミスがあったとしても、日程を終えることについて

異議がないということであり、議長のミスは治癒した。

したがって、、違法な手続があったと主張する側が

緊急質問をしたいという動議を提出して理由を述べて

本会議内で他の議員に諮り、議会が答弁をさせるか処理をすべきではないだろうか。

(このとき休憩がとられ、議会運営委員会が開催されることになるかも知れ

ない)

本会議場では、議員のみならず、傍聴者も

なぜ、共産党が緊急質問の動議を出したのか、

理由を知り、もっともだと思えば、

答弁洩れのために執行部に答弁をさせることになるのではないか。

これが通常の議事手続ではないだろうか。

動議を出すことは正常なことである。

(公明党)

議長が謝罪をして日程の追加をして答弁をさせるのがよい。

(ベテラン保守系議員)

議長が一般質問の終了を宣言したときに、なぜ質問した議員は、異議を述

べなかったのか。また議長一人の責任ではない。副議長は、議場で執行部

側を見ているはずだ。執行部が手を上げていたら、わかるはずだ。

(無所属若手)

一人会派無所属が同じ状況になったら同様に扱ってもらえたか。

いずれにしても、今回の扱いが先例としてなることは、

一人会派無所属にとっても、よいことだからこの方向でよい。

(ベテラン無所属革新系)

正規の議会運営委員会の手続きでやろうとしているわけだから、

この方法でよい。

なお、他の会派の(進政会)、(絆)、(明政会)

は、議長が謝罪をして執行部に答弁洩れで答弁させることについて、

異論はないようだ。

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①議長にミスがあったという主張

②議長にミスがあっても、異議を述べなかったので、ミスは治癒され

事後的にミスを問うことはできないという主張

③異議を述べなかった議員にミスがあるという主張

それぞれの主張があった。

議長は、①自らミスを認め

議会運営委員会は、上記の①及び③がとられた。

私もみんなで合意形成をすることは、賛成だ。

以上のような議論を経て、

議長が謝罪をして、日程を追加して執行部に答弁をさせることになった。

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今回の答弁洩れの扱いにはさまざまな議論があるだろう。

今回のように議会運営委員会で答弁の日程の追加の方法もあるかも知れ

ない。しかしながら、本会議場でやらなければ、傍聴者には何があったか、

わからない。

傍聴者への配慮のためには、緊急質問が妥当ではないか。

私は意思形成過程の可視化が重要と考えている。

それでも傍聴者、市民には何があったかわからなくてもいいという意見もあるだろう。

しかしながら、本会議場で緊急質問をすることは、ことを荒立たせることだろうか。

なぜ、全国市議会議長会事務局法制局の見解を一蹴するのだろうか。

おそらく法制局の見解は議会さらには議長の権威を考えている

ことではないか。

私の見解について、賛同者はいないようだが、いかがなものだろうか。

少なくとも、執行部に答弁洩れの答弁をさせるとしても、議長は謝罪する必要

があったろうか。

むしろ、謝罪をすべきは、異議なしとして当日の日程を終了させた議員では

ないだろうか。異議を述べていたら、最終日に議会運営委員会を開催し、

答弁洩れについて議論する必要は生じなかったのである。

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少なくとも、午前9時の本会議のために傍聴席に傍聴者がいるのであるから、

本日の追加日程に関する議会運営委員会が本会議に先立ち開催する旨を

告知して、議会運営委員会の傍聴の機会を保障すべきあった。

いずれにしても、ことを荒立たせるといって、本会議で議論をしないことは、

本会議場での言葉の力を削いでしまうのではないか。

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わずか24名の議会である。

議会運営委員会も公開されている。

そうであるならば、議会運営委員会での内向け手続よりも、

みんなの見えるところ(本会議場)で議論すべきではないだろうか。

その方が本会議を一部始終傍聴されている市民もいらっしゃるので

わかり易いと思うがいかがであろうか。

この議論を通じて成果としては

前述の無所属議員のいうとおり、この先例はひとり会派無所属

議員にも有益なものとなったというべきか。

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これまで、議会の権威?を強調してきた朝霞市議会の

見解を敷衍すると今回のケースは次のように処理をするのが

妥当ではないか。

          記

議長は次のとおり発言する。

「私の議事手続に落ち度があったと主張されても

当日、一般質問を終了することに異議はありませんかと、

議場で全議員にお諮りしたところ、全議員は、異議なしであった。

よって議事手続を終了したとして散会した。

したがって、私の当日の議事手続に対する議員の異議権は喪失した。

議長の手続上の責任はもはや存在しません。」

これを受けて、

議会運営委員会の委員長は、次のように発言する。

「議事手続上、質問した議員が異議を述べなかったので、議長のミスの瑕疵は

治癒し議長の議事手続には問題はない。しかし、それでも質問者は、

答弁洩れについて執行部に答弁をして貰いたいといっているが、

どうしましょうか。」

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なお、緊急動議による日程の追加の議論の先例がある。

昨年の3月議会

「被災者支援の強化及び国家公務員宿舎建設の

凍結を求める意見書」の例がある。

昨年の3月議会の最終日(3月24日)、事前に議会運営委員会で日程を

追加していなかったので、本会議場で緊急動議について前市民ネットの下記の提案があった。

しかし多数決で日程とすること自体否決された。

3月議会報告1ー幻の「被災者支援の強化及び国家公務員宿舎建設の凍結を求める意見書」

今から思えば、この意見書のたぐいは、当日でも議会運営委員会の開催を求めて、日程の追加を得るべきではなかったか。

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