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祝 広場(朝霞の森) オープン

この広場の愛称は、当日発表になっていた。

愛称の発表は、アドバルーンであった。

テープカットがおわり、

いよいよ、アババルーンを上げる。

アドバルーンが上がった。

「朝霞の森」だ。

下記のとおり、木漏れ日がまぶしい。市民の広場の誕生だ。

11月4日は、歴史的な日だ。挨拶をされた方々の祝辞を記録として留めたい。

富岡市長、利根川議長、そして奥村アドバイザーに続いた。

順番を入れ換えて

奥村アドバイザー、富岡市長、そして利根川議長と紹介する。

■神奈川大学 非常勤講師 奥村 玄 基地跡地管理運営準備会議の進行役

本日は皆さんの広場「朝霞の森」の開園、大変おめでとうございます。

長い年月の紆余曲折を経て、朝霞の中心に皆さんの広場がついにスタートしました。

待ちに待ったという言葉がぴったりだと思います。

私はここ数年、卯月(早稲田大学)先生、戸田(東京農業大学)先生、

大橋(コンサル会社役員)先生と一緒に皆さんの話し合いのお手伝いをして

まいりました。

「こんなことをしてみたい」

「こんな広場にしたい」

と将来像を描く中で、尊い言葉をいくつもお聞きいたしました。

「私たちはこの広場を通じて生きる力を身につけたい」

「私たちは人と人とのつながりを大切にする場所を作りたい」

「平和で緑豊かな人間尊重の場所として、基地跡地の近現代史の分かる広場にしたい」

そして、広場づくりそのものが朝霞スタイルになる。

この度のオープンに向けた話し合いにおきましても

「ルールは自分たちで作りたい」

という熱意をもった多くの方々が参集されました。

「自らの手で時間をかけて試行錯誤しながら築き上げたい。

だから制限は最小限にしたい。私たちに任せてほしい」そんな気迫のこもった

議論が重ねられました。

それはルールと言うよりも朝霞市民の皆さんの思いやりの形だと思っております。

皆さんの「朝霞の森」づくりは、これからもずっとずっと続きます。

範囲も広がり、利用者も増えることでしょう。

その時、皆さんの今の熱い気持ちをきちんとお伝えいただきたいと思います。

新しい仲間たちに。

次の世代に。

そして、ずっと変わらないのは、

皆さんで作り続けるという「朝霞スタイル」だと確信しております。

「朝霞の森」は、すでに皆さんの自慢の広場になっているということは

言うまでもありませんが、

これからも益々魅力的な場所になることを願い、お祝いの言葉と致したいと思います。

本日はおめでとうございます。

・・・・・・・

コメント

何度読んでも目頭が熱くなる。

こころをこもったスピーチとは、こういうものだろう。

市民の願いに触れられている。

優れたアドバイザーである。

■富岡朝霞市長

本日は朝霞市基地跡地暫定利用広場「朝霞の森」オープニングセレモニー

をい挙行致しましたところ、公私ともにご多用の中、御来賓の方を始め、

多くの皆様のご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

この広場につきましては、昨年12月に国家公務員宿舎の建設が中止された

ことを受け、私の方から国に対しまして宿舎建設予定地を市民のために活用

させて頂きますよう要望するとともに、利用の方向性が定まるまでの期間、

暫定的に市民の皆様に開放できるようお願いをしてまいりました。

その結果、本年8月9日に国と市におきまして、暫定利用の広場として

管理委託契約を締結したものでございます。

市では、できるだけ早く市民の皆様に広場をご利用頂けるよう、

利用者の安全と利便性の確保に必要な整備を行い、

本日ここにオープンを迎えることができました。

これもひとえに財務省関東財務局、朝霞市議会、地元の自治会・町内会、

工事関係者を始め、本日ご臨席をいただきました皆様方のご理解とご協力

の賜物と深く感謝を申し上げる次第です。

この緑に囲まれ広々とした「朝霞の森」は、子どもからお年寄りまで

市民の皆様が自由に楽しむことができる場所であり、

市では市民参加による広場づくりを積極的に進めているところでございます。

本年9月から基地跡地暫定利用広場管理運営準備会議を設置し、

市民の皆様と意見交換を行い、広場の利用方針やルールを設定する

とともに、

参加された市民の皆様の投票によって愛称を選定致しました。

ご覧の通り、広場に設置された案内板には市民との共同で定めた

広場の憲章・ルールが書かれております。

また、本日は市民参加のイベントとして、ジャズバンドの演奏や

プレーパークが開催されるなど、今後におきましても市民と行政の協働による

広場の管理・運営に努めてまいりたいと思っております。

そして、広場のオープンにあたりまして、ご協力をいただきました市民の皆様、

並びにアドバイザーとして御助言をいただきました学識者の方々に心から

御礼を申し上げますとともに、ここ「朝霞の森」が市民の新たな交流の拠点

となりますよう、今後ともより一層の力添えをお願いする次第であります。

結びに、御来賓の埼玉県議会議員神谷裕之様、醍醐清様を始め、

本日ご臨席を賜りました皆様、そして基地跡地の利用にご協力を

いただきましたすべての方々に改めて深く感謝を申し上げ、

祝辞と致します。

・・・・

コメント

おそらく、事務方が作成したと思われる原稿を読まれたのではないか。

どこかの、スピーチ集にあるもののようだ。

あまり、こころに響かない。

目線が高いところにあるからではないだろうか。

目線を市民の目線でスピーチをされたら、

きっと、こころに響くものになったのではないだろうか。

 

ところで、この場所は、国家公務員宿舎が建設される予定だった。

国家公務員宿舎建設を阻止し、

この場所の広場の誕生には、

市民の運動の成果があることは間違いがない。

にもかかわらず、一言も触れられていないのはなぜだろうか。

市長は、国家公務員宿舎の建設を受け入れた。

他方、市民は国家公務員宿舎の建設の受入れに反対し、

市長の政策に真っ向から歯向かったからだろうか。

それでも、市民の建設の反対運動があって、広場が誕生したことは

間違いのないことである。

ここは、がんばった市民を公の席で認める度量があってほしい

と思うのは、私だけであろうか。。

 

■利根川朝霞市議会議長

御紹介いただきました朝霞市議会議長の利根川でございます。

かねてより工事が進められておりました基地跡地暫定利用広場

が完成し、本日ここにオープニングセレモニーが挙行されるにあたり、

市議会を代表して一言お祝いの言葉を申し上げます、

ここキャンプ朝霞跡地につきましては、朝霞市の中心部に残る貴重な

空間資源として適正な跡地利用を進めるために、基地跡地利用計画を

作成しその推進を図ってまいりました。その中で、一時は国家公務員宿舎

事業予定地として計画をされましたが、事業仕分けや震災の影響により

国の判断が二転三転する中、市議会と致しましても跡地は朝霞市の

これからの街づくりに欠かすことのできない貴重な土地であり、地元優先の

運用が長年にわたる市民の悲願として市長ともに国に中止の決定を早急に

していただくよう、強く要望をしてまいりました。

その結果中止が決定し、本年8月に国と朝霞市の間で管理委託協定が締結され、

地域並びに基地跡地管理運営準備会議の方々のお骨折りがあり、

このような広場がオープンの運びとなったわけでございます。

このような広場がオープンとなり、同慶に堪えません。

まずもって、関係各位のこれまでのご尽力に感謝の意を表する次第でございます。

この広場は、広場を利用される市民の皆さんの多くの意見や要望を反映させ、

広場の利用ルールや活用方法の検討、運営を行なうと伺っております。

利用されるすべての方々が安心してのびのび遊べる広場として、

また市民の皆様の憩いの場として大いに活用されますよう、

期待をするものでございます。

結びに、基地跡地暫定利用広場の設置にご尽力いただきました関係者各位の

皆様に心から感謝と御礼を申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

本日は大変におめでとうございました。

・・・・・・

コメント

昨年の平成23年9月議会までは、議長の所属する公明党はじめ議会の多数は、

国家公務員宿舎建設に賛成だった。

野田首相が建設の凍結を言い出して、市議会議員選挙が迫っていたのか、

議会の多数は、従前の賛成から反対に態度を変更した説明もなく、反対になった。

すなわち、平成19年12月に始まった議会の多数は、住民投票条例を否決し、

平成23年9月に終わった。最後の最後に、全員が反対になった。

劇的な議会意思の変化だ。全会の一致の公務員宿舎建設の反対に

なった。

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