成長する広場
日曜の朝、広場に行ってみた。
だれもいなかった。
低い位置から広場をみてみた。
子どもも、ひょっとして虫もこんな位置でみているのだろう。
午後の講演会で
「つくらない」デザインという話があった。
そういえば、
かなり昔、都市再開発の問題のとき、ある専門家が
「何もしない都市再開発がある」
といっていたことを思い出した。
古い民家、不便な街路
考えてみれば、これも文化である。
都会形式の画一的な再開発は、
どうしても、人の匂いがしない。
古い民家、不便な街路は
人の存在を実感できる。
公園づくりも同じことが言えるのかもしれない。
朝霞の森は何もない広場である。
おそらく今後も、既製品のブランコや滑り台など
設置する予定はないだろう。
しかしながら、朝霞の森は人々の思いによって成長していく。
講演会の講師が述べていた。
この3ヘクタールの朝霞の森は、
来る16・4ヘクタールのための練習になる。
朝霞の森は美しい空間である。
ここを訪れた人々がかけがいのない時間を育み、
自然とやりとりをして語らう、
そんな場所であることを願っている。
すなわち、
朝霞の森が人々が集うために、介在になることを願っている。
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