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6月議会報告2ー「広報あさか全戸配布化」へ

繰り返して一般質問、予算審議等で取り上げてきた「広報あさか」の全戸配布化が決まった。

長い道のりだった。

この転換の経緯は、埼玉弁護士会の上尾市に対する全戸配布の勧告があった。

・・・・・

人権侵害性がある。

 以上からすると,貴市は,町内会に加入している世帯には本件規則の定

めどおり本件市報を戸別に配布しているのに対し,貴市の市内にある町内

会に加入していない世帯については,本件市報の戸別配布を実施しようと

すればできるにもかかわらず実施しない(以下これを「本件不作為」とい

う)取扱いとしているのであり,それはすなわち,当該不作為により申立

人を含めた貴市の市内にある町内会未加入世帯に属するひとり一人の個人

を市政情報を本件市報の戸別配布という方法により受領し得るという利益

面で差別していることになる。
(埼玉弁護士会勧告書-町内会未加入世帯「広報あげお」不配布人権

侵犯救済申立事件10頁末尾に全文を掲載した。)。

・・・・

私も、3月議会の一般予算の反対討論で人権侵害性を主張していた。

「広報あさか」の問題です。昨年9月に私がこういう質問をしたところ、

市長さんは胸を張って「おれに任せろ。町内会・自治会に行って説得してみる」。

私は市長の大きな胸にお任せした。

市長は、その後自治会連合会に、皆さん未加入の世帯に配ってください、

謝金なども払ってもいいというようなことを文書で提案している。

しかしながら、連合会の方はできません。

自治会に入ってくれば配布します。

自治会に入らないと、防犯・防災についても手を差し伸べない、

こんなような回答が来ているんです。

隣の和光市、も自治会町内会から同じような回答が来ました。

そのとき、和光市は決めました、業者のポスティングと。

朝霞市では、執行部の言うには3割、私は、もっともっと多くの方に

広報が届いていないと思います。

そこで、今の朝霞市は欲しい方は取りに来なさい。

障害者で、足の不自由な人はどうやって取りに行くんですか。

なぜそんな冷たいことを言うんですか。

この「広報あさか」の中に、障害者の方に関していろいろな政策があるんですよ。

障害者移動支援事業があります。特別障害者手帳とあります。

そういう方に朝霞市の政策を届けるべきではないですか。

市長が自治会連合会で説得してみる。連合会が嫌だと言った。

もうそのときには対案を出すべきではないですか。

私は、多数決では奪われない権利があると思う。

自治会・町内会に入っていない家庭の方は、同じ市民でありながら、

同じ税負担をしながら、一方は恩恵に浴さない。

これは量を超えた違法と思います。

もしこの方が司法判断を仰いだ場合には、完全に朝霞市勝とは

言えないと思いますよ。

そのときに、朝霞市が司法で破れて、それでようやく改善されるんですか。
私はこの点だけは譲歩できないんですよ。

朝霞市13万人の人がいらっしゃって、その3割には「広報あさか」が届かない。

これを知りながら、さらにまた何年間も放置するこの政策でいいんでしょうか。

いろいろな350億円の政策につきましては、特段大きな声を上げて

反対するつもりはありません。

でも、これだけは大きな声を上げて、納得できない。

13万人の命網のためにぜひ政策を転換していただきたいということから、

やむを得ず、20号議案平成25年度の一般会計予算ににつきましては反対いたします。

・・・・・・

以上のとおり「広報あさか全戸配布化」について、私は市議会でもっとも強く主張してきた。

朝霞市は、埼玉弁護士会の上尾市に対する意見書、顧問弁護士の意見により

全戸配布化に踏み切りことになった。

たわいもない余談であるが、これまでこの問題について、私が議会ですると

不規則発言(ヤジのこと)をされる議員がいた。

6月議会では、なんとその私を批判されていた上記議員が広報あさかの

全戸配布についての一般質問をされた。

市長側から、小山に言われて全戸配布化をするのは、おもしろくないのか。

いずれにしても、

全戸配布されない市民の人権侵害の回復されることになる。

・・・・・・・・・

人権の風の一つの成果ではないか。

下記に勧告書を添付する。参考にして頂ければ幸いである。

 埼玉弁護士会勧告書
・・・・・・・・
ところで゛広報あさかの担当部局とは、何回交渉をしたのであろうか。

その都度、オーム?のように同じ回答だった。

「全戸配布しなくても、公共施設においてある。」
「広報を要らないという人がいる。」
そして
「全戸配布をすると自治会町内会の加入率が下がる。」

担当部局は、私が人権問題だといっても
首を縦には、振らなかった。

毎回のように私を含め他の議員もが広報の全戸配布を取り上げ、
丁度、弁護士会の上尾市に対する勧告書という外圧に押されて
全戸配布の門戸が開いた。
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