• 最新記事

  • 「人権の風」新聞

    PDFで表示されます。

    第2号
    「子ども置き去り 35人学級ができない」他
    (2021/1)

    第1号
    「癒着・忖度を生む市長の5選 いいのか?朝霞市のため 刷新しよう」他
    (2021/1)

  • 記事一覧

    プロフィール
    小山の法律家・市民としての活動経歴をお知らせします
    まちづくり構想
    すべての人を置き去りにしない、しあわせ中心社会のまちに生きる
    日々思うこと
    小山が日々の生活・仕事の中で感じたことを自由につづっています。下記カテゴリー別にお読みください。
    憲法
    貧困と人権
    教育
    平和と共生
    議員活動
    その他
    メディア掲載情報
    新聞、雑誌等の記事に掲載された活動を紹介します
    法教育
    法教育についてのページ一覧です
    議会発言録
    朝霞市議会・担当委員会での小山の発言の一覧です
    ご連絡先
    小山へのご意見、お問い合わせ等の宛先です
  • カレンダー

    2013年9月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  
  • アーカイブ

「雨にもマケズ・・・・・」

image

(イメージ)

母子家庭のある人から、接見の希望を何回も求められていた。

私は知らない人である。誰かに私の名前を聞いたと思っている。

本当に、私が必要な事件なのか、時間をやり繰りして

接見に出かけてきた。

話を聞いた。

執行猶予の可能性はないわけではないが、

極めて困難である。

二人の子どもがいる。

実刑になれば、擁護施設で生活をすることになる。

すでに国選弁護士もついており、公判も決まっている。

今さら、私がどうこうすることも困難であることを伝えた。

別れ際に、今日の面会のお金はといわれた。

請求しようにも、お金のない人にはできないでしょうと言って接見室を後にした。

・・・・・・

更生するには、強い意思が必要だ。接見してあまりその意欲を感じることができなかった。

それにしても、子どもたちは気の毒だ。

接見しただけで、宮沢賢治の「雨にもマケズ・・・・・」のような結果にはならなかった。

・・・・・・

そういえば、余談であるが、先日、企業間の訴訟で4万円の事件の被告の相談事件があった。

私が弁護を引き受けるのは、明らかに費用倒れになる。

私が引き受けたとして、作成するような本格的な弁護士の答弁書を無料で作って上げた。そして、相談者に裁判のやり方をアドバイスした。

私が相談したかかぎり、相手の会社には理由がないと思い、

答弁書を作成して上げた。

仮にあっても4万円で裁判を起こす相手の会社の気が知れない。

訴訟を提起した会社に対し不当訴訟の反訴を起こしてもいいが、相談者に仕事を増やしてしまうので、その助言は控えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・