憲法を考える。
Posted on 2014年5月14日 by 小山 香
5月はいわば憲法の季節だ。
私の学生のころは、文京公会堂で講演会があった。
憲法問題研究会の講演会であった。
著名な学者が、憲法の話をしてくれた。講演の後は満足感で満ちて帰途についた。
今年は、明治大学に出かけた。
一切の張り紙、建看のたぐいのものがない。
きれいな校舎だ。
この校舎で
講演者:香山リカ(精神科医・立教大学教授)
「憲法を『精神分析』するー精神科医から見た意義と解釈」
石川健治(東京大学教授)
「エンジン・ステアリング・コントロール ー クルマではなく憲法のはなし」
の話を聞いた。
この数年、憲法の平和条項の改正、
憲法96条の憲法改正条項
の問題が続いた。
今度は、だれも想定していない。
「解釈改憲」で憲法上、集団的自衛権は認められるとする問題が突然沸き上がった。
今日、首相がこのことについて発言をしたという。
実は「うさぎ」を「とり」であったというようなものだ。
「うさぎ」は「うさぎ」である。
首相は、憲法擁護義務違反ではないだろうか。