被告人を懲役〇年に処する。
ホームレス中にコンビニでの万引の公判があった。
検察官が被告人質問で厳しく被告人を追及した。
検察官の質問の態度に気になった。
両手を腰に置いて、文字通り見下し質問を続けていた。
途中で異議を述べようか迷ったが、最後までじっと我慢した。
検察官の質問が終わってから、
再主尋問をした。
こんな風にいった。
検察官の質問で自尊心とか、プライドを傷つけらたと思う。
これから刑務所にいって、いろいろなプライドを
傷つけられるなどのイバラな道がある。
耐えられるか。
ー耐えます。
その後、検察官は厳しい論告をした。
私は、弁論で次のようなことをいった。
ホームレスで、生活苦で窃盗をする。
これは、被告人にセーフティネットが届いていない。
刑務所がセーフィティネットは納得できないことだ。
ホームレスを支援する活動がある。
私たちの責任でもある。
今度社会に出てきて、生活に困ったら、
ホームレス支援の援助を求めるように述べて
締めくくった。
直ちに判決があった。
検察官の求刑よりも相当減刑されていた。
法廷から出ている被告人に声をかけた。
元気で!
Filed under: 未分類