朝霞市不明朗会計? 保育園利用案内
民生常任委員会の審議で朝霞市保育等の利用案内の不明朗な記載が判明した。
保育の
保育標準時間は7時から18時まで
保育短時間は8時30分から16時30分まで
延長料金がはじまる保育時間は19時以降。
こんなことしか,上記の保育案内には書いていない。
そこで以下のとおり質問した。
(小山)
そこで、18時から19時まではなんですか。
(保育課)
延長保育です。
(小山)
保育料はいりますか。
(保育科)
無料です。公立保育園が無料なので,民間保育園も無料でお願いしている。
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その後確認をしたのであるが,短時間保育の7時から8時30分まで,16時30分から19時までも無料ということだ。
これを民間保育園にも無料でお願いをしているということだ。
このことは,いかに解すべきであろうか。
保育料の基礎となる保育時間を超えて,保育標準時間では18時から19時まで1時間無料。保育短時間ではなんと4時間無料というのだ。
さまざまな考えがあるだろう。
ある考えは,保育料はできるだけ安くあるべきだ。
ある考えは,保育料にも受益者負担を考慮すべきだ。
いずれにしても,明確にすべきではないか。
税金という公金を使って,公務員の身分の保育士などの職員を雇い,
税金を使って建物を維持・管理している。
さらには,民間業者に上記の無料を強いている。
市政の主権者たる市民に対して,正確な情報も公開すべきである。
その上で,税金を投入して無料とすべきか,どうか市民が決めるべきではないか。
市民が判断する情報が不明朗である。
さらに民間に無料奉仕を強いるのは,不当な権力の行使であり,市役所の優越的地位を利用したいわゆる下請け泣かせであり,独占禁止法に違反しないのでろうか。
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次に利用料の体系について理解できないことがある。
前述したように標準保育時間が7時から18時
短時間保育は8時30分から16時30分
差異が一日3時間
月78時間となる。
3歳未満の保育料を引用しながら,疑問を明らかにする。
下記はこの4月に予定されている収入別保育料である。
最高の保育料で検討すると
標準時間5万3700円
短時間 5万2700円
差額1000円である。
この1000円が標準保育時間と保育短時間との差の78時間もの保育料である。
一時間あたり50円となる。
この数値は,利用者が短時間保育よりも標準保育にシフトする誘因にならないだろうか。
つまり月1000円で78時間もみてもらえるならば,標準保育にシフトするのではないか。
ところで,保育料の問題は,税金の問題でもある。受益者負担の問題でもある。
今回,私が明らかにした不明朗な保育園の利用案内について,
利用者,税金負担の市民,さらには延長保育1時間だだ働きさせられる民間の保育園経営者は,どのように解するだろうか。
言えることは,保育園の利用案内は,無料の時間帯についての説明がなく,標準保育時間と保育短時間との間に体系的に整合性がないのではないか。
税負担者の市民にとって不明朗会計といわなければならない。
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