脅迫電話による敬老会中止
平成26年9月15日の敬老会に予定されていた歌謡ショーが中止になった。五木ひろしさん、冠二郎さんの歌謡ショーに予算約700万円を計上していた。
市民会館に不審な電話があり、それ故に市長は中止をした。当時からどんな内容の電話なのか、一切明らかにされていない。新聞の中には、「敬老会を開催すれば火災が起こる」との記事(埼玉新聞)があるが、朝霞市はこれは憶測だといっている。中止を決めて参加対象者に対する通信費が約50万円。市の都合による中止となり、出演者には当然に700万円を支払うことになり、朝霞市は約750万円を支出することになる。
朝霞市が警察に相談をしたところ、中止を助言されたというが、警察の立場としてやってよいなど言えるわけがない。最後は朝霞市が決めることだ。朝霞市は電話一本で行事を簡単に中止した。犯人は味をしめていないのだろうか。
会場は市民会館であり、参加者は特定されている。事情を説明して、手荷物検査やペットボトルの持ち込み禁止に協力していただいたり、演奏時間を調整する等、実施する努力をすべきではなかったか。
小山は後日議会で、中止の電話の内容を明らかにすべきと質したが、捜査の秘密として開示されなかった。また、危機管理の面から対策を考えないのか質問したところ、本件のようなテロ・脅迫については、危機管理課の管轄外との答弁だった。
このままでは、市民体育祭や成人式に同じような脅迫があった場合は、それぞれの担当者がマニュアルも無く対応に当たることになってしまう。管理の見直しが必要である。