母子手帳から親子手帳へ
現在、子供の成長を記録するものとして母子健康手帳がある。
集団検診等で母子健康手帳を必要とする場合、父親が母子健康手帳を持参することになる。何だかの事情で、父親が一人で子供を育てている場合も母子健康手帳の保持を求められるのは、酷ではないだろうか。
小山は、男女共同参画社会の観点から母子健康手帳は卒業し、父親、母親を問わない、親子健康手帳とすべき時代ではないかと提案する。
金額の面で比較すると、現行の朝霞市の母子健康手帳はディズニーのキャラクターを使用しているため、1冊あたり税別123円、年間で約24万円の費用がかかっているという。キャラクターの使用を止め親子健康手帳を作成した場合の費用は、1冊あたり税別70円、年間で約14万円となり、年間10万円の経費がカットできる。
これに対し市長は、「現行のキャラクター付母子健康手帳は市民の皆さんに大変喜んでいただいている」として、名称もデザインも変更しないと言う。
経費削減だけでなく、さまざまな家庭環境への配慮という面からも、現行の母子健康手帳を見直すべき時ではないだろうか。