未だ議会改革前夜ーこれでいいのか 一問一答式実現できない、朝霞市議会
(朝霞市議会議場 議長席より)
(相撲界でこんな事件もありましたね。)
(学芸会ネットより)
片山元総務大臣は、地方議会を八百長もしくは学芸会と表現した。
地方議会がこのように揶揄される原因の一つは、現在朝霞市議会で採用されている一般質問の方式、つまり、一括質疑でかつ質疑は3回までとする方法であると思われる。質疑の回数に制限があると緊張感のある議会にはならない。
議会を活性化するには、当然に一問一答式の採用以外あり得ない。
小山は議員に平成19年12月の初当選のから、市民と協力して一般質問の一問一答式への改革に取り組んだ。残念ながら一問一答式の検討の請願が、平成22年9月議会において、11対12の僅差で否決された。賛成したのは、当時の会派で共産3、市民ネット2、小山を含む無所属3、公明5の内3の合計11。反対したのは、進政会7、明政会3、公明5の内2の合計12であった(公明は請願の担当委員会である議会運営委員会では,賛成して、委員会では可決に組みしながら,本会議で2名の造反者が出た。造反議員名は同人の名誉のためにここでは書かない)。
平成23年12月の再選後、小山と市民が再度協力して一問一答式の請願を提出したところ、平成24年3月議会において、今度は全会一致で可決された。ついに朝霞市議会が市民目線の議会になると思った。しかし、3年経過した現在でも、一問一答式の実現の目処はたっていない。
一問一答式の導入にあたっては、質問時間を短くすべきという意見と、一問一答式でも現在の質問、再質問、再々質問で合計75分という時間は譲れないという意見とが対立している。
請願は対立を予想し選択制を提案している。時間を短くしたくない人は、これまでどおり一括方式で行い、一問一答式の人は時間が短くなることを了解するだけのことだ。採択された選択制の請願も実現できない朝霞市議会、市民の批判に耐えられるのだろうか。