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いのちきり(力一杯 愛知県瀬戸地方の方言)

26年8月2ショットブログ用

(昨年8月瀬戸の実家)

郷里愛知県瀬戸市で一人暮らしをしていた母が昨年暮れ、検査入院した。

(本人は知らないが)医師から「余命数カ月、治療法はない」と言われ、退院を求められた。しかし夜間の訪問介護がないので、自宅に帰せないという。
ならば、母の最期の人生は朝霞で終えて欲しい、孫に囲まれた騒々しい生活、朝霞の森、黒目川の桜など、最期の親孝行がしたい、私はそう思った。

師走の文字通り慌ただしい中、自宅に母の部屋を作り、ケアマネジャーとの相談など、受入れの準備をしたが、迎えいった日に母親は急に容態が悪くなり、移動できなくなった。

母は1月1日が誕生日であった。急いで子どもたちを病室に呼んだ。子どもたちが楽器を演奏し、最後に皆でハッピーバースデイの歌を歌った。
「96歳おめでとう」皆で声をかけたところ、

「よう生きてきたなあ」と、か細い声ながら満足げな返事。

小5の11歳のとき父を亡くし、以後明日はどうなるか、不安の日々だった。

しかし、母の存在に支えられた。

・・・

数日後、天命を全うした。

ありがとう、いのちきり (力一杯)に生きた96歳6日