美名を借りて忍び込む「独裁」

毎日新聞27年7月10日(金)夕刊に上記の題の記事と挿絵があった。

私が気に留めるところをを以下のとおり抜粋する。

文部省が作った「民主主義」の教科書の中に今の政権に照合する記述があった。

この教科書は、戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の要請を受けた文部省(当時)が主に高校生向けに作製したものだ。

毎日新聞27年7月10日挿絵

「日本は独裁政治により無謀な戦争を始め、国民が塗炭の苦しみを味わった」

<これからの日本では、そういうことは二度と再び起らないと思うかもしれない。しかし、そう言って安心していることはできない。独裁主義は、民主化されたはずの今後の日本にも、いつ、どこから忍びこんで来るかわからないのである。独裁政治を利用しようとする者は、今度はまたやり方を変えて、もっとじょうずになるだろう。今度は、だれもが反対できない民主主義という一番美しい名まえを借りて、こうするのがみんなのためだと言って、人々をあやつろうとするだろう>

<国民がみんな『目ざめた有権者』になること、そうして、政治を『自分たちの仕事』として、それをよくするために絶えず努力して行くこと、民主政治を栄えさせる道は、このほかにはない>

・・・・・・・・・

なお、記事の中に次の学者の記述があった。

「安保法案と、橋下市長の大阪都構想には共通点があります」と切り出したのが、帝塚山学院大教授の薬師院仁志さん(社会学)。「安倍首相、橋下市長がやりたい政策であって、国民が今すぐぜひ、と望んだものではない。民意を度外視して、権力者がやりたいことを進めるのは民主主義ではありません。また野党との話し合いを重視せず、法案のデメリットも認めない。少しずつ『独裁化』が進んでいるのではないか」と語る。

・・・・・・・・・

以前麻生元総理が「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね」といっていたことを思いだした。