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4年間の総報告6 身寄りのない人の市長同意入院

平成26年6月議会において、市長同意による保護入院を取り上げた。

平成26年5月現在、朝霞市内だけで10名、平均の入院期間は約3年弱、最長は約9年である。

通達では、市長同意による入院の場合、市の担当者が速やかに本人と面会し、その状態を把握するとともに、市長が同意者であることや市の担当者の連絡先などを伝えることになっているが、朝霞市は実施していなかった。

近隣市でのことだが、自分がなぜ精神病院に隔離されているのかわからない人がいた。小山が調査するまで、市長同意で入院していることを知らず、遠い親戚の承諾によって入れられた、と思っていたのである。

つまり、長年、何の説明もなく病院の閉鎖病棟に放置されている市民がいたのである。市長の名前で市民の遺棄が行なわれていると言われても仕方がない。

小山の問題提起を契機に、朝霞市は、市長同意による精神病院の入院患者には、直接本人に説明文書を渡すようになった。 こうした人は社会全体から見れば極わずかであっても、共生社会の一員である。

地域におけるセーフティネットが必要であると痛感するのは、わたしだけではないと思う。