続ある接見ーやさしさの意味

刑事行政は進化している。

高齢者が出所すると、

民間と協力して

その受け皿が作られている。

生活保護を受給して

ケアハウスなんかに入居できる。

 

身寄りのない高齢者は気の毒だ。

しかし、身寄りがなく刑務所から出所する人には

安住の居宅はある。

 

逆説のパラドックスのようだ。

身寄りがある人には、中途半端な行政だ。

本当に政府の福祉行政を信じていいのか。

 

こんな状況の中で、私は被疑者高齢者に申し述べた。

ケアハウスが多少不便でも、公園のホームレスよりも

いいのではないですか。

ハイとうなずいていた。

 

関係者との根回しをすれば

この高齢者はなんとか、実刑を免れ

元のところに戻れるのではないか。

そんな期待をもって、接見室を後にした。