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ぶらんこ復活

道徳の教科書にぶらんこ復活がある。

当職は、これから始まる道徳の授業について

個人の尊厳に基づく共生社会の実現という民主主義的視点

から考えいきたい。

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この課題については、二つのアプローチ方向がある。

A共生社会を当然の前提として個人の尊厳を考慮するもの

B個人の尊厳に基づき、共生社会の実現を目指すもの

 

Aのアプローチは、「きまり」を作る目的は、みんなが楽しく

安全に過ごすもの。

ブランコは危ないので、どのようにしたらみんなが安全に

使えるのかになるのか。

 

Bのアプローチは、人は生まれながら自由だ。僕もあなたも自由。

それぞれの自由を保障するために、決まりを作らざるを得ない、

ということです。

 

上記の教科書は、Aのアプローチのようだ。

弁護士のアプローチは、Bのアプローチになるだろう。

 

Aのアプローチは、集団から個人をみるような形になる。

Bのアプローチは、個人から集団をみるような形になる。

 

弁護士の個人から集団をみることは、次のとおりである。

人は自由である。だからその自由を奪う「きまり」には、立法事実が求められる。

「きまり」の必要性や合理性などが必要である。

 

従って「きまり」の必要性、合理性に問題があれば、「きまり」は変えられる、

ということになる。

 

ところで子どもたちに「きまり」を守るべきだという説明について、

どちらが説得的であるか。

 

「あなたの自由、友達の自由、みんなの自由を尊重する共生社会を実現するに『きまり』が

必要となる場合がある。」と説明することはどうでしょうか。
なお、私たちはシャープペンの問題について、Bのアプローチから考えている。

道徳についての視点を変えると

子どもたちが自分たちを自己肯定し、そのうえで共生社会を実現するという大きな方向付けが可能になる。