哀しみの分かち合い

破産をするのは、金がいる。

正確には、法人が破産するのに金がいる。

法人は、日々現金がフローしている筈である。

それをやり繰りすれば、破産するお金はなんとかなると思っていた。

年末、ある法人の経営者から電話の相談があった。

手形を発行していない、債権者の大口は銀行であった。

急いで、懇意している税理士に根回し

正月に会社再建の努力それができないときに

法人破産をすることにした。

私も税理士も一緒に銀行に交渉にいく予定だった。

しきりに私たちの報酬を気にしていた。

私も税理士も報酬は心配する必要はないといっていた。

しかし、裁判所で破産をするときは、予納金がいる。

と話していた。

予納金がないときは、事実上の倒産をするだけだ。

・・・・・・・

家庭の事情とか、経営者の病気とか

さまざまな要因が重なり、

私たちの仕事は必要なくなった。