哀しみの分かち合い
Posted on 2017年1月28日 by 小山 香
破産をするのは、金がいる。
正確には、法人が破産するのに金がいる。
法人は、日々現金がフローしている筈である。
それをやり繰りすれば、破産するお金はなんとかなると思っていた。
年末、ある法人の経営者から電話の相談があった。
手形を発行していない、債権者の大口は銀行であった。
急いで、懇意している税理士に根回し
正月に会社再建の努力それができないときに
法人破産をすることにした。
私も税理士も一緒に銀行に交渉にいく予定だった。
しきりに私たちの報酬を気にしていた。
私も税理士も報酬は心配する必要はないといっていた。
しかし、裁判所で破産をするときは、予納金がいる。
と話していた。
予納金がないときは、事実上の倒産をするだけだ。
・・・・・・・
家庭の事情とか、経営者の病気とか
さまざまな要因が重なり、
私たちの仕事は必要なくなった。
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