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対話で共生社会をめざす(5)

みなさんは、毎日、学校や学級という小さな社会で生活しています。その学級の問題の解決は、どのようにしていますか。

小さな社会の一人ひとりに人権があります。一人ひとりに人権がある以上、対立があるのは当然です。一人ひとりに人権があるということは、ものごとを解決するために、対話と傾聴をすることになります。

傾聴は大切です。相手の人を尊重しているということから、耳を傾けて聴くことになります。対話と傾聴をして、合意形成を目指します。

みなさんが学級会で物事を決めるときには、多数決が多いですね。多数決の場合、仮に100人いて、51人の意見が通ったら、残りの49人は悲しいですね。多数決では、排除される少数が出てしまいます。

多数決でも単純多数決、過半数、絶対多数決といろいろあります。簡単な問題は単純多数決が早く決まります。しかし、大切な問題は、過半数、さらには例えば絶対多数決として3分の2や、4分の3の得票で決めることがあります。

日本国憲法は、96条で憲法の改正の方法を定めています。憲法改正は大切な問題なので、国会の発議は3分の2としたのです。

ヨーロッパの選挙では、過半数主義というものがあり、1回目で過半数のものがなければ、2回目の投票は、1回目の上位1、2位のうちが過半数を得たものとしています。

キリスト教のカトリック教徒の一番偉い人はローマ法王といいます。法王を選ぶときは、3分の2以上の得票が得られるまで、何回も投票をして決めます。