ある事件の終了
薬物事犯の事件を弁護してきた。
懲役3年の求刑が懲役2年の判決だった。
被疑者段階からの弁護人であり、約2ケ月余りの弁護活動であった。
被告人の生活歴等、前科前歴、現在の生活状況等を知りこれらを弁護活動に生かす。
一つのドラマである。
被告人に課題を出していた。
一つは優先順位
もう一つは道の選択
まず、これまでの人生において優先順位が間違っていないのか。
多くの人たちは、一番に子ども、そして妻、その後くらいに自分である。
自分を優先して、子どもたちのことを劣後においていないか。
そして、道の選択である。
自分が選択する道向うに何があるのだろうか。
一時の感情で物事を選択してこなかったか。
法教育のみたいなことを行った。
これまで、人生の選択について簡明力を与えた人に
出会ったいなかったようだ。
しかし、いたが、気がつかなかっただけと思う。
多少判決が寛大なもので、被告人は、納得していたようだった。
未払い賃金の回収して差し入れ、寒いというので、衣服も差し入れてあげた。
これで彼の人生のある時期の黒子の役割は終わった。
人々の善意を無駄にすることなく、歩んでもらいたい。
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