あるマンションの売却

Tさんのマンションが売れた。

夏前に複雑な相談ごとがあった。
独居高齢者で身寄りがない。
歩行が困難で道端で頻繁に倒れていたことがあり、
近所の人がみるにみかねて、警察とか、市役所に連絡をした。
巡りに巡って、私のところに相談がきた。
本人は病院に緊急搬送をされていた。

病院で面談をした。
相当具合が悪い状態だった。

自宅を訪問すると、大変な騒ぎになっていた。
健康を害する状況である。
独居で病気になったら、やむを得ない状況である。

何回も関係者がありまり、ミーティングをした。
住宅ローンが滞納、入院先の医療費、今後の生活費
今後の生活等

それから、さまざまな検討と対策を行って、
やっと、近隣市の有料老人ホームに入居ができた。

課題は、マンションの売却である。
仲介業者からは、リホームをしてから売りに出すことをすすめた。

しかし、リホームにお金をかけて、マンションが所定の値段で売れなければ、
住宅ローンの返済が困難になる。

そこで、事務所で、断捨離、ごみ捨て、清掃等の一切を仕切った。
マンションは、見違えるほどになった。
これで相当な経費の節約になった。

マンションを売りに出したら、直ぐに買い手がついた。
(もう少し高値で売りに出せばよかったかとの思いもあるが、)
売買差益があり、住宅ローン、税金も延滞税を含め完済した。

本人は、この間の入院で健康を幾分回復した。
売買の差益を元に、施設での生活の目処はついた。

マンション売買の決済の前に、マンションを訪れ、室内を確認し、玄関のドアを締めた。