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か弱き人-自由を求める

私事が終わるのを待ち構えたように、メールで退院請求の依頼来ていた。

スマホで私のホームページをみたといっていた。

 

施設に出かけた。

建物の当該階の入室のために開錠された。

次に閉鎖プロアが開錠された。

最後に病室が開錠された。

ベットの上に本人はいた。

体のコルセットがベットに繋がっていた。

病院が提供する薬を飲まないと両手もベットに繋がされるといっていた。

50代の女性だ。

 

親族の保護入院で入れられている。

私は、措置入院は理解できる。長期間におよぶ保護入院は、理解できない。

保護入院では、医師の判断まで施設に拘束される。

退院できるか、どうかは病識を理解したか、どうかであるようだ。

本人が病人であることの自覚を強要するのである。

面接試験のようだ。

頭のいい人は、試験官の意図を把握して、意図とおり応える。

 

私は、病気というよりも、敏感な個性といって上げたい。

おそらく、その個性の故に日常が生きづらいと思う。

 

そんな人には、社会にはさまざまな人がいる。さまざまな人とは

超薄い関係をとることをすすめている。

 

本人は、もう数週間も4畳半くらいのテレビもラジオもなく、ベットに繋がされている。

このような人が社会の片隅に大勢いる。

 

閉鎖病棟の閉鎖室での本人は、散歩をする自由も奪われている。

これは人権侵害と思う。しかし、こうした人は大抵、声を上げる気力がない。

そういえば,この施設には、だれでも退院請求ができる旨の掲示が見当たらなかった。

だれも危害を加える状況がなくても、「社会的隔離」されている。