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「いのちあっての物種」 勉強会 政治学者豊永郁子氏 「『ウクライナ、戦争と人間』と憲法9条」

[朝日新聞「ウクライナ 戦争度人間」を手にして講演する豊永氏]

先月、弁護士会で政治学者豊永郁子氏をお招きして「『ウクライナ、戦争と人間』と憲法9条」と題する

勉強会を行った。

下記昨年の8月12日の朝日新聞寄稿文は強烈に訴えかけてきた。。

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2022年7月8日の安倍晋三元首相の射殺事件によって、私たちは少なくとも一つのことを知った。銃器がいかにむごたらしく人間の体を破壊し、命を奪うかということだ。そのときウクライナのことをふと思った。このような銃撃、さらには砲撃による人間の破壊が日々起こっている。これはそれ自体がとてもよくない、恐ろしいことではないか。

朝日新聞8月12日豊永郁子寄稿文

[寄稿文は上記をクイックしてください]

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そこで、勉強会の企画となった。

・社会契約論を再認識した。

国家は個人と個人の生命身体を守るために個人が集合して作られもである。個人のために国家がある。国家のために個人があるのではない。

・憲法制定当時、憲法9条の意義も再確認した。

憲法9条は、本土決戦 一億総玉砕ー国民道連れ無理心中ーの反省の上に他国が日本を攻めてきた場合には白旗を上げることを戦略的意義とした。制定時の共通の理解だった筈だ。戦争放棄、武力を保持しないことの結論である。

・この脈略で(元沖縄県知事)大田さんの主張に納得。

太田さんの主張ー平和主義は現実主義である。かつて琉球国の為政者たちは薩摩藩や明治政府が攻めてきた時に白旗を揚げて、不戦によって住民を守ったわけです。それが大日本帝国下では沖縄の住人たちは、降伏することを知らない日本軍のために地上戦にかり出され、巻き込まれ4分の1が命を失った。

・被征服者の回復権という考え方

征服された人々の権利は征服されても国家が滅びても子孫に伝わる。今ではなくても臥薪嘗胆。いつか権利を回復することができる。

・国家との心中する必要はない。

民主主義制度の根幹を作ったロックもホッブズも私たちには国家と心中する必要はないといい、また国家は、国民に対して心中を求める権利はない。

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私たちは、日頃、人間の命は地球よりも重いとか、インドのガンジーとかアメリカのキング牧師等の不服従主義に親和性がある。

丁度、豊永氏の主張はこれに沿うものである。