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太陽光発電

埼玉弁護士会では、震災対策委員会があり、
今回の東日本大震災の被災者の相談に直ちに行っている。
私も当番で先日の午後、会場の埼玉アリーナに出かけた。


これまでの相談は津波で家が流されたが、住宅ローンはどうなるか、
原発事故で自宅、事業所から退去させられたが、
生活の補償、営業の補償はしてもらえるか、などである。
当日、埼玉アリーナを散策したら、
アリーナの屋根には太陽電池パネルが設置してあることを知った。

なるほど、日本は先進国の中で、亜熱帯に属するとかいわれている。
降り注ぐ太陽光を利用する最善の国である。
体育館の屋上、休耕田、至るところに設置する場所がある。
ところで、太陽光の訪問販売の消費者トラブルが増えていようだ。
家庭で設置する場合には、用心が必要だ。

執拗に続く「水際作戦」に異議あり

下の写真はある自治体の福祉課が入っている建物である。

生活保護のいわゆる「水際作戦」が行なわれていた。

先週、多重債務の法律相談があった。

郷里は岩手県で

心身に障害があり、郷里では無職だった。、

昨年兄弟を頼って上京した。

借金が数百万円あるという。

仕事は、全然見つからず、つい最近派遣の仕事についたばかりだか、

労災事故で今無職ということである。

これまで3回生活保護の相談にいったということだ。

生活に困窮していることは明白だ。

障害がある。健常者と競っては仕事はない。

障害者枠の就職がある。

このことを本人ばかりではなく、これまでの市の相談者も

知っていなかったようだ。

もう、これ以上、本人がいっても水際作戦の繰り返しになることは明白だ。

私は同行申請をすることにした。

この役所に自ら出かけるのは数年ぶりだ。

福祉課が外の建物に移転していた。

事務所は、病院の診察所みたいに相談する場合は、番号札をとるようになっていた。

2時間まちの様相だ。

相談者はすでに3回もきている。しかも私の立場は、相談ではない。同行申請だ。

少し、先約の応対が終わるのを待って、弁護士と名乗って、順番待ちに従わず、職員に生活保護の申請をしたいと申し出た。職員からは番号札で相談をするようにいわいれたが、過去3回も来ている。

私は「相談ではない。申請だ」と申し出た。

職員は、相談者とだけ相談室に入るように合図をしたが、私は、これを断った。

不承不承私も相談室に入れた。

職員は、過去2度の相談歴を認めながら、またそもそも郷里での生活から質問をはじめた。

私は質問をじっとがまんして横にいた。がまんできず途中に割り込んだ。

なぜ2度も相談をしているのにまた、最初から聞くんですかと質した。

職員は、過去の相談内容が聞き取りしていないので、一から聞き取りをしているという。

私かはこんな風に過去も相談をして、相談者に生活保護の申請の意欲をそいだりしているのではないか、危惧をした。

どんな質問をしても結構です。生活保護の申請をさせてからしてください。

私は、これまでの経験から、申請書を交付してくれないことを予想してことちらで作成して持参することにしている。

法令上は、申請書の用紙は法定されていないので、もし,なんだかんだいって、申請をさせなければ、私か作成した書面を置いて来る覚悟で同行申請に臨んでいる。

私の申請書は申請書とは認めないという。私は見解の相違だと反論した。

そのうち、職員は相談室から出て行く、しばらくして上司の許可を得たのか、申請用紙をしぶしぶの態度でもってきた。

私は、担当者に対し、相談者が申請書に署名と印を押した後、退席した。

これで法の土俵に登った。十分に調査して審査されることに異議はない。

相談者はハローワークにいけば、おそらく障害者枠でその能力を生かせる仕事があることを確信している。

私には、労災事故の処理と多重債務の処理が待っている。

本人が行くと申請をさせず、弁護士というと渋々申請をさせる。

こんなことがあってもいいのか。

明らかに行政の違法行為である。

日本に住み続ける人、日本を去る人

新聞では、外国人労働者(研修者)の出国を報道している。

和光市の理化学研究所の外国人研究者も本国に帰国しているようだ。

そんな中で下記の毎日新聞の記事は、感激だ。

外国人は、どんな理由で日本に来たのだすうか。

経済的な理由だけだろうか。

学問的にそれほど学ぶことはないのだろうか。

ドナルド・キーンさんは

日本の文学、伝統、習慣など

に魅せられているようだ。

私たちが忘れたいた日本を

覚醒させる。

私は日本的なものは

共生の思想ではないか。

この東日本大震災を体験して

思うようになった。

限りある地球環境

今こそ、

日本的なものを

人間の普遍的な思想として

世界に発信して行きたい。

(東)日本再生への視点

毎日新聞4月13日(水)朝刊に哲学者で大阪大総長の鷲田(わしだ)氏が

次のようにいっていた。

・・・・・・・・・・・・・

阪神大震災では、多くの復興住宅が建設され、

被災者が移り住みました。

しかし、高層の復興住宅では、多くとの孤独死

が発生しました。

鉄の扉で閉ざされた上下の関係ではコミュティーの維持・再生

は難しい

物理的にもフラットな、水平な関係が必要です。効率性ばかりではなく。

千里ニュータウンは、日本初の大規模ニュータウンとして開発され、

来年50周年を迎えます。アクセスの良さから人気の高い住宅地ですが、

50年の歴史にふさわしい趣があるかというと、

残念ながらそうは言えない。

買い物は大規模店舗で映画館もシネコン。

便利だけれども、本当に豊かで、満ち足りた生活があるのか、

具体的にみえてこない。

原因は消費だけだからです。

世帯主の多くが大阪の中心部に通勤し、

働くという人間生活にとって最も重要な要素を

基にした人間関係が育たなかった。

職住一体の空間でこそ、本当のコミュニティが形成され、

文化も育ちます。

親の働く姿が子どもに見えない町、

通勤に1時間も2時間もかけ、

お父さんは夕食を家で食べないのが当たり前。

みなさん気がついていることですが、そんな国は世界でもまれなのです。

・・・・・・・・・・・・・・・

同じ日の朝日新聞に有料高級老人住宅の広告があった。

食堂

サロン

高級ホテルの様相だ。

いわば、金で、コミニティらしういものを作っている。

・・・・・・・・・・・・・・・

そうなんだ。

震災で破壊されたコミニュティは

私たちが求めていた人のつながりの場であった。

それは、高級ホテルを超える、憩いの場だったんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちは、田舎の人のつながりを

封建的なものであり、

近代化の過程で遺物と扱った。

そして、鉄筋とコンクリートで

人間の幸せが作れるものと考えた。

なんと金の無駄使い!!

・・・・・・・・・・・・・・・・

無縁社会

孤独死

孤食

これが私たちの

望んだものだったのか。

管首相の退去を認めず、職務を遂行させる行為は合法か?、違法か?

海外ではフクシマ50(ヒィフティ)が尊敬をされているという。

生命をかけて、制御不能の原子力発電所にとどまり、

回復作業を継続しているからだ。

しかしながら、本当は逃げたくても、管首相が次のとおり退去を認めなかった

から、やむなく現地にとどまっているのではないだろうか。

                                              記

東電側が14日夜、「全員退去したい」との意向を申し入れた。

首相はこれを拒絶し東電本店を訪れ、「東電がつぶれるということではなく、

日本がどうなるかという問題だ」と迫ったという。

結果として、東電50(ヒィフティ)として尊敬されることになった。

この点について、下記の市民の投書は、問題を提起している。

上記のとおり欧州では、責任感の程度が、自分の生命を超えない。

よく考えて見れば、労働契約で生命をかけてすることはない。

生命をかけて行う職種は、治安を守る警察、

国土を防衛する自衛隊てある。

そうすると管首相の原発の事故現場から東電関係者の退去を認めず

職務を続行させるのは、合法なのか?、違法なのか?

憲法13条の個人の尊厳に基づく、生活基盤回復公的支援法

昨日、9日(土)埼玉弁護士会で東日本大震災の勉強会があった。

講師は、神戸から阪神淡路大震災の問題に携わってきた伊賀弁護士である。

被災者の法的援助は、憲法25条の生存権に基づく、生活保護の援助ではなく

憲法13条の個人の尊厳に基づく、生活基盤回復公的支援法でなければならない

と説明された。自助の土台が破壊されたときの公助であり、公益性が認められる

のである。

続いて、当会の大久保弁護士から原発事故について、補足があった。

課題は3つある。

① 廃炉に対する課題

② 放射能汚染に対する賠償・補償

③ 電力政策をどうするのか。

隣人の大災害に深き痛みー韓国から短歌の祈り

下記の短歌は韓国で唯一日本の短歌を詠む李承信という

女性のものだ(朝日新聞3月27日(日)。

・・・・・・・・・・・・・・・

荒涼な家族と家が消えた場に    静かな涙で立ちつくす君

大難に謙虚に並ぶその列は      切実な祈り我らへの教示

日本の配慮と忍耐危機の中      さらに際立つ精神の美

写真:李承信さん

・・・・・・・・・・・・・・・

上記の短歌は、現場の写真を見ているようだ。

よく、逆境のときに人間の真価がわかると言われる。

世界中の人々から、上記の短歌のような声を聴く。

私たちは、これまで、西欧と比較して、根拠もない

劣等感を抱いたきたのではないだろうか。

日本人のこころの中に、歴史を連なる

「共生の思想」が存在しているのではないか。

素顔の日本人は、それだけで、世界の人々に

感銘を与えるような人間性をもっているのです。

私たちは、宗教として体系化する以前の

憲法として、人権を定める以前の

原始的な「共生の思想」生み出し、

今日まで発展させてきたのではないでしょか。

(私は、自分の忘備録をかねて、ここ数日

新聞の記事などでこころに留まったものを

掲示しているのです。)

 

立ち上がれ東北 負けるな日本

朝日新聞4月2日 被災地の丘の上に立てられた看板の、写真の記事がありました。

被災者も千年に一度の大震災に負けていません。

そんな強いメッセージを看板から受け取りました。

小学生発 つながる祈り

朝日新聞4月2日に、各地の小学生の思いを描いたメッセージと

絵があった。

そのうち上記の絵は、私たちの思いを表しているものと思います。

私たちもこの絵の通りに、現在被災地で逆境の中で生活されている

人たちとつながる祈りを発したいと思います。

ミッフィーの日本に対する思い

朝日新聞3月27日 絵本作家ディック・ブルーナーさんの記事がイラスト

紹介つきでありました。

どんなたくさんの言葉よりも、かわいいミッフィーに大粒の涙は、海外でも

被災地で悲しい思いをしている子どもたちの

気持ちを分かち合っているものと思います。

ここでは紹介しませんが、3月11日以来、世界中のいたるところで、

被災者の方々に対するいろんな慈善活動が行われております。

ありがたいことです。