ひとりじゃないよ!!埼玉弁護士会の被疑者・被告人社会復帰支援援助始まる。
厳罰化の流れの中で、被疑者・被告人の人権を
見捨てない活動だ。
弁護士会とNPOが被疑者・被告人社会復帰支援援助事業を
立ち上げた。
行き場所のない被疑者・被告人に緊急(30日間)の住居を
提供するのである。
この間に生活保護の居宅保護として、
アパートを見つけてるのである。
刑事弁護のとき、微罪の住所不定の人の処遇にこころを痛める。
身内がいなく、金もない。
留置場もしくは拘置所から釈放されたあと
行き場がないひとがいる。
本来、こうした人達にも
生活保護の救済があるはずである。
しかし、これまで、弁護士はこのホローを
やって来なかった。
刑事弁護を超えるものであり、
こうした人に対する生活保護の知識も乏しかった。
しかし、徐々にではあるが、
刑事弁護で執行猶予を求める際、
留置場もしくは拘置所から
出た後の生活保護の手配まで
する弁護士も出てきた。
真に刑事弁護をしようと思えば
当然のことかもしれない。
そんなことから
被疑者・被告人社会復帰支援援助は
ひとつの通過地点だ。
つまり、行政がやらなければ
自分たちがやる
というものだ。
運営委員の各弁護士
そして、NPOの各関係者
の被疑者・被告人に対する
深い思いやりが伝わってくる。
いろいろな経過の中、
頼る人もなく生きてきた人達に
こう呼びかけるだろう。
「ひとりじゃないよ!!」