「集団的自衛権行使は違憲」 山口繁元最高裁長官
ついに元最高裁判所長官まで違憲発言
まさに安倍政権のやろうとしていることは、「ソフト」なクーデターだ。
近代国家において、安倍首相及びその取り巻きは除外し、その他自民党、公明党の各議員がクーデターに加担することについて、良心のなんとかがある筈ではないだろうか。
違憲な法律に執行力はあるだうか。
少し前、ベルリンに東西の壁があった。東から西に渡る人に対し、当時の東ドイツの兵士は射殺していた。東西統合後、兵士は刑事裁判に掛けられて、有罪になった筈だ。
安保法案が可決されても、極めて法的安定性を欠くものである。
谷垣幹事長は、山口元長官の発言を個人の発言と言って省みる態度はない。
そんなことは、明白だ。しかしながら、その発言の論理は明瞭である。
その論理に対し、論理的な回答などは不可能である。
もはや、安倍首相も、その他の仲間たちも安保法案の違憲性に気がついている。
安倍首相らの唯一の望みはいわゆる「統治行為論」で、裁判所が憲法判断をしないことに託しているだけだろう。
近代国家になったはずの日本が、どこかの発展途上国に成り下がってしまっていいのだろうか。