「民主主義は形だけ」?
話題の映画「新聞記者」の中で内閣情報調査室官僚が「この国の民主主義は、形だけでいい」と言っていた。私には、朝霞にもそんなふうに言っている人がいるような気がする。
討論原稿を市側から提供を受け、それを読んでいる議員は、「民主主義は形だけでいい」と思っているのではないか。
市長はどうであろうか。議員は市側が作った討論原稿を読んでくれる。裁判でいえば、相手方が市側に都合のよい内容を議員の討論として読んでくれる。これで勝ちだ。こんないいことはない。討論原稿を作っていた朝霞市の職員は、どうだろう。市長にとっても職員にとっても朝霞市の「民主主義」は、形だけでよいと思っていると見られても仕方がない。
裁判をする前から,原告勝訴,試合をする前から市側の勝ち,しかも完全勝訴のシナリオが作られ,議員もそのとおり役回りをこなしているのである。
そうすると朝霞市の最高意思決定機関である市議会は、何なのか?市議会の役割は、民主主義の形を添えるだけの一種の風景でなのか。
そんな中でも全力で「民主主義は形だけ」に挑戦している議員がいる。私はその中の一人であると思っている。