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失踪宣告の取り消し

先日、10年以上前に、失踪宣告をした身内が生存していたとの相談があった。

遠くの身内の方と、本人が事務所にみえた。

本人は、60代前半の人で、約20年も遠くの実家とは連絡もとらず、音信不通にしてきた。

2ケ月前に旅行にでた。郷里に向かう、フェーリー船みに行くことにした。

その途中、倒れて救急車で病院に運ばれ、緊急入院した。

保険証がないことから、病院から朝霞市役所経由で、市役所が郷里の実家に連絡をつけてくれたとのことだった。

本人は、まさか自分が失踪宣告をされていることは知らなかった。

 

私は、家庭裁判所での調査官と本人とのやりとりを横で聞いていた。

両親の死に立ち会えなかったことに涙をされ、郷里の身内がきちんと後をとっていることに感謝していた。

本人は、この朝霞で今後も暮らしたいといっている。

 

早晩、抹消された戸籍は復活する。

これまで、図書館にいっても、本を借りることもできなかったが、これからは借りられる。

 

本人は、裁判所からの車の中で「私はひとの善意とかやさしさで助けれた。道で倒れて救急車を呼んでくれた人、

市役所から、郷里に電話をしてくれた人に感謝をしたい」といっていた。