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対話で共生社会をめざす(4)

年末で仕事がない人とか、ホームレスで住むところがない人など、約500人が日比谷公園にやってきました。その様子は、テレビで放映されました。これから正月を迎えるというのに、日比谷公園にお腹をすかしている人が沢山いるのは何故か。憲法に生きる権利があるのにどういう訳だと、マスコミが報道し、結果政府が動いて、急いで空いている公共施設を斡旋するなど、生存権を保障して緊急に生活を支えました。

これは、ともに生きる社会なのだ、困っている人を助けよう、という気持ちを、みんなが表現の自由によって、新聞、テレビなどで訴えて、政府を動かし、一気にホームレスの人などに家を提供したり、仕事を見つけることを手伝ったりしたのものです。

あれから9年。公園にはホームレスの人はいないはずです。公園に一杯いたホームレスの人は、文化的な最低限度の保障を受けて生活しているはずです。中には、再び社会の中で仕事を見つけて活動している人もいる筈です。

 

さあ、次に大切は人権はなんでしょうか。私は、表現の自由だと思います。

広島の子どもたちが日本中に対して発信した、戦争の経験は必要ない、戦争の事実は勉強してください、そして一人ひとりの生命を大切にしましょう、というメッセージも、表現の自由なのです。

今日、みなさんはここに来ています。この場所で、私は話し、みなさんは聞く。そして、みんなで意見を述べ合います。みんなで考えて、個人を尊重する共生社会を実現しましょうと、価値を共有するための場所です。これを集会といいます。これも表現の自由の一つとして、憲法21条で保障されています。今から9年前の年末、公園などで野宿していた沢山のホームレスの人たちに、なんとかして正月を迎えさせたいと訴えたのも、表現の自由です。