在野の法曹弁護士の「アメニモマケズ」的理念、目標
先日の人権大会で学んだことを以下のとおりまとめた。
すこし誇大気味?になってしまった。
1 人権は、価値判断である。人間には当然に尊厳をもって生きる権
利があることと決めたのである。
人間の理性として、生命を大切にするとういう約束事である。
ところで、人間は等しく 人権を認めることにしたが、特に女性、子ど
も、高齢者、障がいのある人などは、その人権を自ら守ることが困
難であり、差別,虐待、陰湿ないじめな受けやすい。
だから、人権の被害を受けやすい人たちに対し特別に保護をしな
ければならないのである。
2 人権は民主主義社会の存続と発達の基盤である。
人権の擁護が最初にあって、公共の福祉の維持がある。
だから、人権の尊重は、社会の起点である。
3 在野の法曹の弁護士は、在朝の役人と違って、
あるいは象牙の学者と違って
市民社会の具体的な事案と具体的な人々の中で活動している。
人々の心の痛みとか、悩みとか一番知っている。
したがって、議論が浮つくことはない。
4 また、同人がもっている法や制定法についての
知識や理念を一般の人が理解できるようなに啓蒙する。
よって、市民社会で法の理念が共有される努力をする。
5 さらに 「社会は、より良い社会に変えられる」という信念を
もって表現の自由を行使する。
またさらに、市民に対し積極的に助言を行って、
単なる知識ではなく市民の「生きる力」を引出し、
もしくは「生きる力」を支える。
なお、表現の自由民主主義社会の根幹であることは
自明の理である。
人間に思想の自由があって、
人間は自律的に判断能力できるという
信頼の背景があって、表現の自由が全うできるのである。
6 日常の小さな問題から
より大きな問題まで
そして今世界が直面している困難な問題も
新たな解決策を探り、 見いだして、
解決するのを助けるのである。
7 在野の法曹の弁護士は、以上のような課題と
果たすべき役割をもって活動しなければならない。
すなわち、
本当に大事なことを真摯に提言して
権利を実現し、あるいは権利の実現のために
場合によったら、法律の矛盾を指摘し、
立法も提言する。
このようにして
すべての人のために
市民社会の持続可能な発展の達成に寄与するものである。
・・・・・
なにか宮沢賢治の「アメニモマケズ」みたいな表現に
なってしまった。